国民年金が難しくて破産しそうな件

|
Clip to Evernote 国民年金が難しくて破産しそうな件

学生納付特例で2000年7月から現在に至るまで,滞納しているわけです.もちろん,2008年3月まで滞納の予定です.この年金という仕組みは複雑でよく分からない.理解できない.

多くの学生諸君は学生納付特例を適用しているものと思われるが,ここで注意されたい.学生納付特例適用期間であっても,滞納は滞納なので,2年以上滞納すると,追納時に加算額が発生する.オレはつい先日まで知らなかった.どのぐらいの加算額なのかを手元の資料から説明しよう.以下,平成19年度中に追納する場合の保険料額である.

  • 免除期間,保険料(月額),加算額,追納額(月額)
  • 18, 13860, 0, 13860
  • 17, 13560, 0, 13560
  • 16, 13300, 240, 13540
  • 15, 13300, 430, 13730
  • 14, 13300, 640, 13940
  • 13, 13300,1200, 14500
  • 12, 13300, 1770, 15070
  • 11, 13300, 2380, 15680
  • 10, 13300, 3010, 16310
  • 09, 12800, 3750, 16550

平成9年までしかないのは,過去10年までしか遡って追納することができないからだ.それで,2008年3月まで滞納するとして,オレの総滞納額は一体いくらになるのか.19年度中に支払うという仮定で計算すると・・・

1,306,110円(加算額46050円)

となる.なんぞこれwww.しかも,注意しなくてはならないのは,これは19年度中に支払うという前提であって,給料がもらえないと支払えないから学生納付特例を適用しているわけで,結局,20年度に支払いはじめるとなると,加算額が50,000円の大台を超えるものと思われる.これは正に,国民年金4ヶ月分に相当する.絶望した!

さて,この絶望の世界に希望を見出すために,色々な試算を試みてみたい.

試算1 滞納分を未納にして踏み倒した場合
年金的に1番ダメそうなケース.これを実施するとどうなるのか.来年度から全て納付するという仮定で,本年度実績に基づいて試算する.学生納付特例期間は受給資格期間に含まれる.よって,受給額から未納分を差っ引くことで,将来の受給額が試算できる.

将来の受給額=年金額*(1-未納期間/受給資格期間)=792,100*(1-93/480)=638,630円

さて,65歳から年金を受給したとして,年額163,570円程度異なる.未納額が1,306,110円なので,約8年を過ぎると損が発生する試算となる.73歳か・・・.生きていそうな気がするなぁ・・・.

試算2 加算額が無い期間のみを追納して,それ以外を踏み倒す場合
なんとなく損得勘定的に,1番得をしそうなケース.試算1と同条件で試算すると・・・.

将来の受給額=792,100*(1-57/480)=698,038円

追納しているので,未納額は804,150円となる.満額との差額が94,062円なので,約12年を過ぎると損が発生する.77歳か・・・.地味に生きていそうな気がするなぁ・・・.

まとめ
よく分からない.追納をした方が安全であることは間違いないが,それは社保庁が安全だった場合だ.社保庁も年金も危ないので,リスクを考慮すれば,追納しないという選択肢も現実味がある.もう1つ考慮するべきこととして,年度が切り替わると,追納分の加算額が増えることだ.来年度になると,恐らく6,000円程度の更なる加算額が見込まれるため,可能なら今年度中に追納するべきである.だがしかし.130万も金(あるけど)ないよ!

他にも年金をよく分からなくしているシステムがある.前納割引制度だ.クレカ支払いというものもあり,全く以て理解不能な状態になっている.困った.困ったから,とりあえず,分納しようかと思う.3年分くらいずつなら積めるかな?

プロフィール

e-m@il @ddress