「研究」の最近のエントリー

指導教員「ははは!こやつめ!ういやつよのう」

| | コメント(1) | トラックバック(1) 指導教員「ははは!こやつめ!ういやつよのう」

ここで提案されている方法のミソは、「あなたのことを思いやっている」ということを明確にアピールできているという点です。

コーヒーが 嬉しいのではなく、お菓子がうれしいのではない。学生がかっこよいとか、かわいいとか、綺麗だとかそういうことは全く重要ではありません。指導してもらう ことを当たり前と考えることなく、気遣いをしてくれていることが嬉しいのです。あなたの気遣いをエネルギーとして、あなたの論文を一生懸命指導する。

ちょっとした工夫でモテカワ卒論生を演出!! - 発声練習

取り上げて頂いて,嬉しいです!しかも見透かされてる.

誤解を恐れずにハッキリと述べるならば,学生は指導教員に対して「恩を売る」べきだと思う.多くの教員は忠義を尽くす存在であると思うので,学生から受けた恩は必ず返す.しかも,2倍にも3倍にもして.だからこそ,コーヒーを入れるとか,お菓子を準備するとか,ちょっとしたことで恩を売っておけばいいと思う.それは発声練習さんの述べるところの「気遣い」なのかもしれない.オレは言葉汚く敢えて「恩を売る」と言いたい.本質は「ははは!こやつめ!ういやつよのう」と指導教員に思わせられるかどうか.そうできれば,指導教員も学生も気持ちよく楽しく過ごせると思う.研究室における精神衛生の確保って,ものすごく重要です.病んだら負けです.色んな意味で.

ちなみに,個人的にはお菓子は重要だと真剣に思っています.オレに対して,ヨックモックのシガールあたりを餌付けすると,平常時以上の活躍が約束されていると思って間違いないでしょう.煮詰まっているときって,妙に甘いものが食べたくなりますよね(同意を求む).

□第2回SBM研究会概要

☆日時:2008年12月6日(土) 開場9:30、講演時間 10:00~17:30(予定)
☆場所:株式会社インターネットイニシアティブ本社
http://www.iij.ad.jp/info/map/head-office.html
(会議室等、無線LANの利用可否については調整中)
☆定員:190名(講師、スタッフを除く)
☆参加費:無料

Tomo’s HotLine: 第2回SBM研究会講師陣+参加者募集のお知らせ

近すぎワロスw.IIJ本社に潜入してみたかったので,これはチャンスだ.午後からゼミだから,午前中だけ参加しようかしらん.

指導教員から真っ赤になった論文原稿が帰ってきたとしたら、基本的にあなたは良い先生のもとで学んでいるという証拠。まずは、先生にお礼を言うこと。

真っ赤な論文原稿が指導教員から帰って来たら? - 発声練習

ですよねー.真っ赤になるということは,真っ赤にできるほどに読んでいるからこそだ.それにどれだけの労力と時間を費やすかを学生諸君は考えたことがあるだろうか.書いている本人はたった1編の卒論や修論を書いているに過ぎないが,指導教員はその卒論や修論を学生の数だけ読まなくてはならないのだ.もちろん,これらが時間差で襲ってくるならまだしも,往々にして,〆切直前にまとめて降ってくるのだ.数十ページもある卒論を何編と読まなくてはならない.しかも,真っ赤になるほどに.そして,その結果はどうなるか.

「うげー真っ赤だよ.最初から言っといてくれよ」「こんなんなら先生が書けばいいんじゃね?」「やっと書き終わったのに,うぜー」

ガッカリだよ!赤入れは愛ある指導だよ.どうでもいいと思っているなら,校閲もしないし,添削もしない.なんで分かってもらえないのだろうか.

前回の話を繰り返すことになるが,書式の統一は論文執筆にかける意気込みを感じるパラメータになる.そのため,1回目の校閲では主に書式や体裁の指摘に終始することが多い.もちろん,内容的に大幅に直す必要性があるものは早めに指摘するが,あーでもないこーでもないと全部を全部,真っ赤にしてやればいいというものでもなく,「気付かせる」誘導が必要だと思う.で.そうやって来たつもり.徐々に赤が減っていくと嬉しいだろうに.といいつつも,2回目でも1回目と同じくらいに真っ赤になることもあるわけですが.

ちなみに,1度指摘した箇所を「どうせ気が付かないだろ」的な考えで直さなかったとしても,残念なことに,気が付かないなんてことはないです.だって,真っ赤にするほど精読をするのだから,見逃すなんて有り得ないよ.そういう無駄な狡賢さ(賢くないけど)は指導教員との健全な関係をぶち壊すだけで,なんらメリット(学生諸君は修正工数が減るというメリットだと認識しているかも知れないが)が存在しませんので,やめてください.

論文の原稿は必ずバージョン管理すること(手動か自動かを別として)。いつの段階の原稿を指導教員に見せたのかを後から確認できるようにしておくべき。

真っ赤な論文原稿が指導教員から帰って来たら? - 発声練習

バージョン管理は重要です.個人的にはSubversionなTortoiseSVNをオススメします.手動でもいいとは思いますが,ツールを使った方が,確実で簡単だと思います.苦労するのは初期設定の1回だけにしたいですね.それからgmail等でpdfをボスに送ると送信済に添付ファイルも保存されるので,簡易バージョン管理には使えると思います.勘違いしないように言っておくと,ディジタルデータで提出するのは,保存を考える上で必要なだけで,赤入れを目的としている時は必ず印刷したものもつけること!これ絶対!校閲してもらう立場なのに,「お前が刷れ」と言わんばかりにディジタルデータだけを送ってくるとか,マジ失礼だから.

あと、12月~2月にかけての卒論・修論を指導している先生には優しくしてあげてほしい。非常にいっぱいいっぱいなので。

真っ赤な論文原稿が指導教員から帰って来たら? - 発声練習

見て聞いて学んだボス操縦術を駆使する時だ.ボスのタイプによると思うが,おやつを準備してのコーヒーブレイクミーティングは効果的だと思うぜ.コーヒーブレイクミーティングは効果的だぜ?重要だと思うから2回言ってみた.

まとめ:
真っ赤な論文原稿は指導教員の愛.指摘されたところはちゃんと直す.納得いかないところは無視しないで,相談する.

最後に忘れないで欲しいことを書いておく.論文は書き終わったら完成じゃない.書き終わって初めて評価可能となるので,そこから校閲・添削が始まるのだ.だから,〆切はそういう目算で設定されているのです.「まだ大丈夫」っていう感覚は,100%間違ってます.

関連:
WindowsでSubversionを使う:TortoiseSVNでバージョン管理 - SourceForge.JP Magazine
書式は遵守し,統一しよう - 4403 is written
ヘタレ系DのBlog(終了しました): 卒研抄録の校閲をした
ヘタレ系DのBlog(終了しました): 卒論第1版を校閲して

フォーマットに関するミスほど指導教員をがっかりさせるものはない。フォーマットは注意力と努力の問題で、才能は全く関係ない。どれくらいまじめに取り組んでいるかのパラメーターとみなされることもあるので、せめてフォーマットくらいはちゃんとしておいて欲しい。

卒論・修論執筆前に読もう - 発声練習

本当に書式に無頓着な人達って,どうなっているんだろうと思う.それまで明朝体だったのに,途中からゴシック体になっていたりとか,明らかにフォントサイズがおかしいとか,句読点が不統一とか.何で,無頓着でいられるのかが分からない.自分のアウトプットのクオリティを上げたいとは思わないのだろうか.綺麗に統一された書式で書かれた文書とデタラメな書式で書かれた文書では,読みやすさが全く違うし,一目した時点での印象も全く違うと思うのだが・・・.

あ.そうか,自分では読まないんだもんね.卒論なんて誰も読まないと思っているから,あの程度のアウトプットに成り下がってしまうんだね.そうだよね.でも,少なくとも指導教員は読むわけで,それは失礼だと感じないのだろうか・・・.

そんな皆様が書式に拘って,綺麗なタイプセットをしたいと思ったら,TeXですよ.TeX.ワードなんていう不思議ツールを使うと,綺麗な書式テンプレートを作ったつもりでも,改行をしたりコピペすることで,オレ用語で言うところの「書式が遷る」という状態が発生して,イライラするわけです.ワードでも綺麗な論文を書くことは可能だと思いますが,書式に注意を払う努力は,TeXを勉強する努力に回した方が有益だと思う.

ホッテントリメーカーで9userです.現実的です.

そろそろ言っておくか.「暗号化」に対して「復号化」っておかしすぎるんだよ.1人1人が注意して,徐々に啓蒙していくしかあるまい.ハッキリと言おう.「復号化」はおかしい.

CA391398.JPG

世界的名著であるApplied Cryptographyとその和訳本である暗号技術大全を参考にしつつ,説明していこう.ちなみに,2冊とも私物として持っている.もっと言えば,暗号技術大全は衝動買いだ.

メッセージ(message)は平文(plaintext)だ(ときにはクリアテキスト(cleartext)とも呼ばれる).内容を隠すような形でメッセージを偽装するプロセスを,暗号化(encryption)という.暗号化されたメッセージは,暗号文(cyphertext)だ.暗号文を平文に戻す作業が,復号(decryption)だ.

暗号技術大全 p.1 ll.3-5

この説明が全てを示しているのだが,それではこのエントリーの意味がないので,もう少し説明.「暗号化」と呼ばれる行為は,「平文」を「暗号文」にすることを指す.言い換えれば,「平文」を「暗号文」にする行為を「暗号化」と呼ぶ.ならば,その逆作業はどうなるか.「暗号文」を「平文」にする行為なのだから,「平化」ではないのか.常識的に考えて.仮に,この行為が「復号化」だとするならば,「暗号文」は「復号文」になって然るべきではないのか.ほら!論理的に考えて,おかしいだろ.そうなんだ.だから,「復号化」ではなく「復号」なのだ.「復号」と呼ばれる行為は,「暗号文」を「平文」にすることを指しているのだ.だから,「暗号化」に対する言葉は「復号」であって,「復号化」では有り得ない.

ところで,encryption(暗号化:名詞)とdecryption(復号:名詞)が対で,動詞にするとencryptとdecryptが対になる.しかし,ここで似たような別の言葉がある.

ISO7498-2規格に従いたいなら「encipher」「decipher」という用語を使おう.

暗号技術大全 p.1 l.7

encryptとencipherは同じと考えていいと思う.オレはencryptを使うけど.復号に関しても同じだ.ただ,個人的な印象としてはdecipherは「解読」に感じる.感じるだけで,正しいかどうかは分からない.

折角なので,「解読」についても.「暗号文」を「平文」に戻す行為で,正規の手段に基づいているものは「解読」とは言わない(と思う).「解読」というのは英語ではcryptanalysisと呼ぶ.「解読」という行為は,「暗号文」を「平文」に戻す手順が正規のものではなく,解析的に行われる.なので,「復号」と「解読」は区別して使わなくてはいけない.

ちなみに,認証分野ではもっと厄介なことがあって,authenticationとauthorizationとidentificationとcertificationを使い分けねばならない.日本語にしてしまうと似ているものには,confirmationとvalidationとverificationもある.難解だ!

まとめ:
「暗号化」に対する言葉は「復号」.「~化」って言いたいなら「平化」で.でも,「平化」って意味がわからないし,日本語的解釈だから,やっぱり「復号」で.「復号化」は間違いなので,使わないように!

前所属研究室のM2が山下記念研究賞を受賞するっぽい.おめでとうございます.第69回情報処理学会全国大会大会優秀賞に引き続き,2度目の受賞か.羨ましいぜ.実力の違いってやつですね.わかります.今度ホルモン焼きを食べに行きましょう.おごりで(どっちの意味で?).

関連:
平成20年度「山下記念研究賞」受賞に関して - kakku blog
FI90/DD65 参加報告 - 4403 is written

オープンアクセスは今後も学会、研究者、図書館等、学術情報流通に携わる人々にとっては大きな課題となることは確かなことでしょう。(中略)オープンアクセスそのものの意味も、それを語る人の立場によって異なることも指摘されています。また、我々は、日本におけるオープンアクセスとは何か?をそろそろ検討すべき時期でもあるように考えます。

SPARC Japanでは初のOpen Access Dayである10月14日に、セミナーを開催し、多くの方々とオープンアクセスに関する検討を行いたいと思います。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ SPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】「日本における最適なオ-プンアクセスとは何か?」

ぎゃー!サンじゃないSPARCがNIIで面白そうなことをやっていた件.参加費無料だし,近いんだから,ちょっと時間を作れば行けましたよ.いや,やってること自体を知らなかったから,どれだけ暇だったとしても行けなかったけど.

一応,GoogleカレンダーのIT勉強会は見てるんだけど,情報量が多すぎるから,普段は非表示にしてるんだよねぇ・・・.しかも,このイベントもしっかり載ってたし.情報の海から本当に必要な情報を見つけ出すって,やっぱり難しい!こういう時はプッシュサービスが嬉しいよなぁ・・・.プッシュされすぎるとうざいけど.難しい!

関連:
SPARC Japan セミナー2008 「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」参加記 - 発声練習
情報系学会の研究会はもはや勉強会に負けている可能性が高い - jj1bdx: life beyond Japan
情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を話してきた - jj1bdx: life beyond Japan
研究者はもっとオープンになるべきではないか - 4403 is written
情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を聞いてきた - 4403 is written

笑いを取れました.ありがとうございます.最後のFUJISANロゴに気がついた方はどれ程いるだろう・・・.幹事のF研をリスペクツいたしました.ありがとうございます.

200810091140追記:
FUJISANロゴだけ出してみます.フォント探しに苦労しました.デザインされたものを利用しているようで,ドンピシャのフォントはありませんでした.だから,ちょっと雰囲気が違うかなっと.フォント探しはこちらが便利です.

081009_fujisan.png

やっと科研費の若手Bを書き上げました.「どんだけ仕事が遅いんだよ」っていうツッコミは甘んじて受けます.まだ学内締切には間があるので,ボスチェックをしてもらったり,寝かしてセルフチェックをしたりしたいと思います.

ワードであんなに長い文書を書いたなんて,オレ,よく頑張った!(だったらLaTeXで書けばいいのにw

前々から思っていたことが,色々なところで独立に書かれ始めているので,勢いで書いてみる.

情報公開に積極的でないこと

これも残念ながら事実だろう.各研究者が熱心でないこともあるのかもしれない.

私は自分の研究報告は,学会の著作権規程に反しない限り,少なくとも自分のWebページでは出している.最近はGoogle Scholarのような検索サイトもあるし,学会に参加していなくても論文は読めるようになってきた.USENIXのように,査読つき論文でも全部会員資格なしで読めるように公開するようにしたところもある.

各研究会の感想については,Webでもそれなりに感想は出ているように思う.ただ,参加者の多くに,情報を共有する習慣がないのと,研究会で研究報告を出したらそれ以上の議論が出てこないという,現実的な問題はある.

情報系学会の研究会はもはや勉強会に負けている可能性が高い - jj1bdx: life beyond Japan

確かに,学会というのは閉鎖的なのかも知れない.修士の頃は,研究会なんて仲間内の集会のような雰囲気すら感じた.そんなところに初めて行こうものなら,オレテラ空気になってしまう.でも,その中に入れた時は,とても楽しい.だから,もっと学会は開かれていたらいいと思う.

研究報告をしたら,それで終わり的な感覚も多少感じる.オレはどちらかと言えば,研究ができないおちこぼれ君なので,研究報告をするというよりも,こんなことやってるんですけど皆さんと議論したいですって感じ.でも,そういう場って,呑み会くらいしかないんです.だから,懇親会に参加するし,雑談するする.研究会って,本当にすごい人達から,駆け出しの修士まで,色んな人がいるわけで,いわゆるIT系勉強会のような勉強会があってもいいんじゃないのかなとは思う.その場が,ブログだっていいんじゃないのかなと思う.

最近の論文を学術雑誌や学術会議に投稿している職業研究者の多くは、自分のWebページを持っている。昔は当然ながら自分のWebページなどは持っていない。最近でも、昔ながらの研究者の方々は案外Webページを持っていないと思われる。なにせ、2006年にこれからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE) という本がでているくらいなので(この本の悪口を言っているわけではなく、この本を出版しなければならないという動機が生じる現状から)。

研究者データベースと公募データベース - 発声練習

この話も共感できる.研究者の使命として,研究成果で社会に貢献することが挙げられるとするならば,研究者はもっとオープンになるべきではないか.研究成果を特許や論文という形にすることはとても重要なことだと思うが,駆け出しの研究者や,そもそもその分野の研究者ではないが興味を持っている一般の人に,広く自分の研究成果を公開してもいいのではないだろうか.情報を積極的に発信することで,今では多くの人がその情報に触れることができ,もしかすると,その刺激によって,脳味噌がグルグル回り始めて,次世代の尖端研究者が生まれるかもしれない.それは可能性の問題.可能性は開く方向で.

メタボはさておき、実は自分が何を知っていて、何を知らなかったのかというのは、その「知」に触れてみないとわからないのではないか。

ここに書いてあることは、あなたがもう百万回も目にしたことかもしれない。他でもっとわかりやすく洗練された形で紹介されていることかも知れない。いや、多分そうだろう。

しかし、私は知らなかった。知らなかったことさえ知らなかった。

そしてそれを知ることで、私の中の何かが変わった。

そういうことを、書いていけばいい。

404 Blog Not Found:それを知らなかったことは知ってはじめて知る

全く以て,人間原理.

宇宙があるべき姿をしているのは,人間が観測することによって初めてそうであることを知ったからだ.

涼宮ハルヒの憂鬱 p.230

ある情報がそこにあることを知ることによって,ある情報が存在することを初めて知るのである.だって,ムペンバ効果が出てこなかったら,雪氷学会を知るよしもなかったわけだし.研究者は多くの人々に対して,先端研究に触れられる機会を準備するべきではないのだろうか.オープンに議論するべきではないのだろうか.研究会に参加する様な常連研究者には当たり前の知識であっても,駆け出し研究者や興味を持っている非研究者は知らないかもしれない.それを「勉強不足」で片付けることは簡単だが,そうやって閾値を挙げて,門戸を閉めてはいないだろうか.メタ研究というか,メタ学習というか,そういった類のものはどんどん開かれたらいい.

理系離れが嘆かれる昨今.理系研究者が理系の素晴らしさをどんどんオープンにしていったらいいと思う.学習の高速道路を準備したらいいと思うし,そうなればいいと思う.残念なことに,オレはダメな研究者の代表格なので,先端を紹介するなんてことはできないのだが,入口部分の門戸を開くことはできるかなと思っている.1人1人ができることをやればいいと思う.みんながベストを尽くす世界って,テラ桃源郷.

200809302014追記:
CEATECに行っていたので,確認できていないが,初ホッテントリしたっぽい.アクセス数がすごいことになってるw.

オレは世界が良い方向に回るのならば,それを回す役目はオレである必要はないと思っていて,それは即ち,研究においても同じで,オレがやらなくても,誰かがやればいいと思っている.そもそも,色々な実績を蓄えている人や研究室が総力を挙げてやれば,すぐにできるようなアイディアがあったとして,それを彼らは思いついていなくて,それをオレが思いついてしまって,ノラリクラリと基礎から勉強して,のんびり発表していくくらいなら,アイディアだけを提供して,世界がグルグル回っていく様を遠目に見ている方が,多くに有益だと思っている.

そんな今日,グーグル様が新しいサービスを展開しやがったようです.

米大統領選挙が大詰めを迎えるに当たって、Googleの社内では、一部の優れたエンジニアが、候補者のBarack Obama氏とJohn McCain氏の発言を比較できる新ツールを作成した。Google Labsのプロジェクトとなる、「Google In Quotes」という名称の新ツールでは、「economy(経済)」などの用語を入力して検索すると、その用語に関連した両候補の発言内容がリストアップ表示される。

「spin」ボタンをクリックすることで、異なった発言を表示できるようになっており、Google Newsの掲載記事から、最新の全発言が検索結果に示される。

グーグル、政治家の発言を比較する新ツール「Google In Quotes」を公開:マーケティング - CNET Japan

英語でいうと,oopsってところでしょうか.全く以て,今やってることなんですが・・・.だから早くやろうっていったのに・・・.視覚的な見せ方はまだ検討されていないから,その部分は(ごにょごにょ).全くもう!

今回の件で理解した.要するには,自分に利害というか害が発生する状況は,世界がそれを欲していても,いやーな気分.今までオレの夢を実現してきたいくつものサービスに,そういった感情がなかったのは,本気度合いということだろうか.例えば,CloudMapだったり,IMG2GPSだったり,TinEyeだったり,Gazopaだったり,瞬!コレだったり.後は,期待を遙かに斜め下の方をいったあらたにすもか.

これらのどのサービスも,実現が早かっただけで,着想はオレの方が早かったと信じている(自己満足).着眼点は良いというか,タイミングが悪いというか・・・.後は,「この画像は何?」検索ができるようになると,一通り満足できちゃいそう.世界はどんどん豊かになってます.

関連:
ヘタレ系DのBlog(終了しました): どうやって見つけるか?
クラウドマップ - 4403 is written
類似画像を見つけてくれる日本発画像検索エンジンGazopaを試してみた - 4403 is written
たった1枚の写真から撮影場所を特定する技術 - 4403 is written
画像で画像を検索するWebサービス TinEye - 4403 is written
あらたにす - 4403 is written
ヘタレ系DのBlog(終了しました): タグクラウドなアプローチだよね

例えば右図で日文は啓林の2倍あるのに中心角は啓林のほうが大きく,面積比でもほぼ互角に見える。情報リテラシーではっきり「3D円グラフは使うな」と教えてほしい。

3D円グラフを使うのはやめよう | Okumura's Blog

全くその通りで,3D円グラフを論文に用いるなんて,それだけで質を疑える.何故に傾ける必要があったのかと,小一時間以上問い詰めたい.3D円グラフの問題はテレ朝でもあったわけで,何かしら事実と異なる方向に誘導したい場合や事実とは異なることをでっち上げたいときに使われているような気がする.オレにとって,3D円グラフはネガティブな印象しかない.まぁ,3Dに限らず,普通の円グラフでも信用なら無い場合があるんですけどね.そんな話をし始めると,グラフ全部が最早信用できないわけですが.

似た問題で,棒グラフの問題もあったわけだが,3Dの威力は絶大で,データをねじ曲げて見てしまえる.研究や論文において,正しく情報を伝えようと思ったら,正しいグラフを選んで,正しく見せなくてはならない.そういう努力を怠っている時点で,その情報は既に怪しいと思うべきだと思う.

重要なのは見た目の格好良さや綺麗さじゃない.どれだけ正しく確実に情報を伝えられるかだ.

関連:
@nifty:デイリーポータルZ:円グラフで表そう

CA391051.JPG

9月2日~4日まで慶応大学SFCで開催されたFIT2008に参加してきた.このキャンパスは駅からちょっとばかり遠いのだが,緑が豊かな大変に過ごしやすそうなキャンパスである.何と言っても,食堂が美味いし選択肢が多いし安かった.売店はもっと遅くまでやるべきだと思う.研究生を餓死させるつもりかと.コンビニは遠いよ!

さて,このKOSFCは湘南台からバスで15分くらい移動するわけだが,ツインライナーと呼ばれる全長18m追い越し注意なバスが走っているらしい.というわけで,これに乗ってきた.

CA391047.JPG

湘南台駅前のロータリを回って戻ってくるところを1番乗り場から待ち構えてパシャリ.長いッス.マジで,長いッス.

CA391048.JPG

ツインライナーに乗りたくて集まった人達が,車内に雪崩れ込む様子(たぶん違う).ドアは最前方と前方車両後方と後方車両前方にあり,一斉に乗り込めます.路面電車みたいだな.

CA391049.JPG

後方車両から前方をパシャリ.蛇腹ってます,超クール,後方車両からだと,前方の運賃表とかは見えません.もちろん,後方車両前方上部に運賃表が表示されています.まぁ,運賃表が必要なほどの区間じゃないですが・・・.

で.聴講してきたセッション.

  • 1R 抽出
  • 2C 医療とコンテンツの情報システム
  • 5C コンピュテーション
  • 6D 情報教育支援
  • 7V 特徴抽出

本当はですね,裏番組で聞きたいのがいくつかあったので,セッション中の移動を試みたのですが,なんというか・・・.部屋が狭いよね.部屋が狭くて,奥に入れなかったり,机と椅子が合体してたり,そもそも満席だったり・・・.というわけで,お目当てのいくつかは聞き逃してます.残念.

CSS2008の暫定プログラムが公開されています.

オレは2日目の午前で終わるようです.午後は海水浴でしょうか.プログラム委員の方が苦心された結果,ここに入れられたと思うんですが,それでもたぶん浮いた発表になると思う.いや,まぁ,他にもっと適するセッションがあるのかと訊かれても,ないから,ここが最適だと思います.空気を読みつつ発表します.

セマンティックWebを標題にしている発表もあるので,来年は「セマンティックWeb」というセッションができるんだと勝手に思っておきます.時代は「セマンティックWebとセキュリティ」だよ.

なお,naoeさんにお会いできそうな予感がビビビときてます.FIT2008でお会いできそうな気もするけど・・・.

ところで,前々から気になっていたんだけど,WindowsなFirefoxの3.0.1でCSS2008公式を見に行くと,無駄に半角スペースがあっちこっちに挿入されまくっているんですけど,なんなんですかね?IE7でみると,そんなの見えないんだけど・・・.

080830_firefox.png

↑Firefox ↓IE7

080830_ie7.png

オレだけ?

200809041129追記:
上記の半角スペースが入る問題は解消されています.というか,ソースが見やすく整形されてて,ビックリ.ULタグの入れ子の仕方を間違えているから,IEとFirefoxで見え方が違う点に気がついたけど,どっちを意図しているかわからないから,なんともできない><.

CA391029.JPG

8月28~29日に室蘭工業大学で開催された,IS105に発表しつつ,参加してきた.北海道への出張は初めてだぜ.というか,筑波大よりも北に出張するのは初めてだぜ.ちなみに,行きは偶然にも元ボスと一緒でした.偶然ってあるもんだなぁ(棒読み).行きの便はでかい飛行機だったので,初めて2階席に乗ってみた.いや,ビジネスじゃないけど・・・.2階席は席数が少ないから,ドリンクサービスがすぐに来るから,ちょっと嬉しいぜ☆

新千歳空港から東室蘭には電車で移動しました.この移動にはSきっぷというすごい切符を使いました.何がすごいって,その割引率.新千歳空港~東室蘭を特急自由席で往復すると,5680円なんです.それがこのSきっぷを使うと,なんとビックリ3260円に収まってしまう.実に4割引!凄いぞ!凄い割引だぞ!ナイスだ北海道!当初は自由席で行く予定だったんですが,元ボスも一緒なので,指定席を取りました.510円.案外安い.そして,スーパー北斗に乗ってみた.

CA391022.JPGCA391023.JPG

さっきから電車電車って書いてるけど,実は電車じゃないんです.振子式気動車って言うんだそうです.鉄じゃないので,よくわかりませんけど,パンタグラフがなかったことは理解した.ディーゼルエンジンみたいな音がして,車内は結構うるさかったよorz.

そして,実験をやる前には,結論を決めておかねばならない.そして,その結論を導き出すために必要な情報は何かを分析し,その情報を得るためには何をしなくてはいけないのかを決定しておかねばならない.そうしないと,実験をする意味はないし,無意味に取られたデータから,適切な実験結果を導き出すことはできない.実験はできるからやるものではなく,やるからできるものなのです.工学でフィールド実験ができるなんて,恵まれている環境ですよ.マジで.

というわけで,昨日は博士在籍時の研究室に,研究ミーティングで赴いてきた.春まで博士課程に在籍していたKMITLの先生が来日中ということで,駆けつけてみました.酒の匂いに釣られたという噂もありますが.

CA391017.JPG

研究ミーティングの内容としては,IS105の発表練習をしたかったんですが,まぁオレの優先度なんて最下位なわけで,できませんでしたorz.主には地域通貨の班ゼミを横で眺めていた感じ.相変わらず,なんだかなぁっていうゼミを繰り広げてた.「~だったと思います」「~のような気がします」「そういう意味だったんですか?」「考えてたのと違う」などと前回までの議論をひっくり返すような発言が続出してて,苦ワロタです.ゼミメモは存在するのだが,重要なことが記録されていなかったり,決定事項がなんなのかもわからない記録になっているので,結局のところ,過去の議論の流れや内容はわからないので,今回の議論で発言されている主張のどれが正しいのかも全くわからない.ということは,今までの議論の内容をまっさらにして,また検討し直す必要性があるわけで,全く前に進まないじゃんって感じです.1歩進んで1歩以上下がっている感じ.議論が進まなかったり,仕様が固まらないことが,自分たちの首を絞める行為だってことを何で理解できないんだろう・・・.って思いました.いや,言ったけど.

特に意見を求められなかったから黙っていたけど,データの取り方も相変わらず.再設計しようとは思っていないみたい.06モデルをベースでやるとするなら,あのシステムで取れるデータは実験結果として不足しすぎで,使い物にならないことは昨年の11月頃の論文執筆段階で明らかになっている(だから書けなかった)のに・・・.何も工夫しないで出てくるようなシステムログや誰でも考えつくような「誰がいくら使った」とか「どこでいくら使われた」なんて情報はあって当たり前で,それ以外の情報で何が必要かを検討して,そのデータが取れるようにしないといけないんじゃないのかなぁ.というか,05モデルは設計に携わっていたから,そういうデータが取れるようになっていたはずなのに,06モデルは大幅な改修があった所為で,その重要な部分が抜け落ちたらしい.困った困った.

そもそも大きな感覚の違いがあって,「プライバシ保護のため」と銘打って,諸データを取らなかったらしい.それは全く間違っていて,工学的な視点で実験をやっている以上,あらゆるデータは残しておかないといけない.仮に,取得されるデータがプライバシ情報だったとしても,そのプライバシ情報が存在することを知られなければ,その情報が存在しているかどうかすらわからないのだ.これ,シュレディンガーの猫と同じ.プライバシを護るのは,運用ではなく,運営.だから,運用段階ではあらゆる情報を集めておき,運営段階ではプライバシ情報を適切に取り扱うように善処する.というか,もっと言えば,実名を全く取り扱っておらず,システム内部で付けられるIDしか用いていないので,仮名の状態です.「誰なのか特定できない」という状態を匿名だと扱うのならば,この仮名も匿名の状態であって,統計情報に過ぎないので,プライバシとか気にしなくても大丈夫なはずなのに・・・.

【論文発表申込】
受付期間:2008年7月13日(日)~8月8日(金)00:00

【論文原稿受付】
受付期間:2008年7月13日(日)~8月25日(月)00:00

コンピューターセキュリティシンポジウム(CSS2008) 参加登録

アブストラクトの〆切は実質8月7日で,予稿の〆切は実質8月24日であることに,今さっき気がついた.この1日の余裕が完全に命取りになっているオレ.〆切前に予定を入れるというリスキーなことをしてはいけないってことですね.

200808060756追記:

【論文発表申込】
受付期間:2008年7月13日(日)~8月8日(金)23:59

【論文原稿受付】
受付期間:2008年7月13日(日)~8月25日(月)23:59

が正しいようです.良かった><.因みに,JSTでだそうです.UTC-12じゃないのか・・・.

NHK広報部では、「複数の条件で実験を繰り返した上で、高温水の方が早く氷ができ上がることを確認し、番組を制作しました」とだけ説明する。とすると、「複数の条件」以外では、ムペンバ効果が現れないということなのか。

「ためしてガッテン」の実験を監修した北大低温科学研究所の前野紀一名誉教授は、こう解説する。

「普通は、お湯が先に凍るということはありません。番組では、そういうことがあると言っているのです。それは、お湯と水などの温度の組み合わせ、容器の形や大きさ、冷凍室の温度、空気の対流といった条件によってです」

「水よりお湯早く凍る」論争沸騰 日本雪氷学会で本格議論へ(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

なんだ.単なる特殊ケースか.実用的じゃないのね.やっぱり,氷が急に必要になったら,ムペンバ効果を利用するよりも,コンビニに走る方が確実なわけだ.

そして、東大で9月24~27日に開かれる日本雪氷学会の研究大会で、関心ある研究者を集めて科学的に議論したい考えを明らかにした。

「水よりお湯早く凍る」論争沸騰 日本雪氷学会で本格議論へ(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース

最早,ボクの及び至る範囲を超えたので,日本雪氷学会の議論結果を待ちたいと思います.てか,聴講に行けばいいのかな.面白そうだ.

関連:
ムペンバ効果って実はツンデレじゃね? - 4403 is written
ムペンバ効果の追試 - 4403 is written
ムペンバ効果その後 - 4403 is written
スラッシュドット・ジャパン | ムペンバ効果って何?

Okumura's Blogで取り上げられていたので,再認識した.色々と「波紋」を巻き起こしているようです.面倒くさいことですね.

私自身は実験大好きっ子なので,番組は見ていませんが,色々な情報を駆使して,「お湯が早く凍る」っていうことを検証しています.失敗続きで,1度も成功していませんが.誰かオレを成功させてあげてください.

現象を確認できていないので,なんともかんともですが,ムペンバ効果と呼ばれる現象は観測可能のようですが,オレが期待するような「氷が早く作れる裏技」的な存在でないこともまた然りのようです.ガッカリだ.

国営放送なら国営放送なりに精査して,議論の余地がないくらいに正確に伝えて欲しいものです.国民の大半が見ていて,よっぽど影響力があるのに.