サーバ・クライアントシステムの場合,負荷集中に耐えられないから,サーバ増強するって話はよく聞きます.それに対して,負荷集中が原因なんだから,分散しちまえってアプローチに,P2Pがあります.P2Pもピュア型とか,ハイブリッド型とかありますが,どちらでも良いと思います.そんな感じで,P2Pで負荷分散していくんですね.
ででで.P2Pは負荷分散的にはよいみたいなんですけど,個人的にはあまり信じてません.何故かというと,P2Pの場合,ユーザのPCも一員になることで,負荷分散を繰り広げるわけですが,そのユーザのPCが非力だったり,回線速度が遅かったりということは多々あると思います.なので,サーバ・クライアント方式に比べ,実質的なサービスを利用するまでの時間は,結構かかるんじゃないかって思ってます.正しいかどうかは,適用するサービスによると思うので,なんともかんとも.
ところで,そういう意味で,基本的にはサーバ・クライアント方式なんだけど,負荷分散の関係上,その辺をどげんかしたい.LB!LB!でも,負荷がかかるのなんて,一時的だから,その負荷最大に合わせたスペックを準備しておくのは設備コスト的にいただけない.っていう場合があると思うんですが,そういう時に,クラウド・コンピューティングが大活躍の予感.
クラウドの場合,リソースが必要になったら,その時だけドカッとリソースを投入すればいいわけで,不要になったら解放すればいいし.平常時の負荷は大したことないんだけど,履修登録期間に入ると負荷がすごいよ!なんて環境への適応が素晴らしく融通が利くと思う.そんで,そういうのをクラウドに出すと,セキュリティ的にあれだしっていう流れから,プライベートクラウドかな?って思う.個人的には,プライベートクラウドも結局は設備コストを抱えることになるから,パブリッククラウドの方が良いと思うけど・・・.セキュリティ等の問題がクリアされればだけど.
っていうことを,カンターラ発足セミナーの話を聞いた記憶をたぐり寄せて妄想した.