2010年11月アーカイブ

大学と社会('08) 第7回

| 大学と社会('08) 第7回

だいぶ間が開きました.第7回は「戦後日本社会と大学改革2 計画から規制緩和へ」です.大雑把にまとめると,46答申ってことですね.

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70年代になって,中等教育のユニバーサル化が進行した.高校進学率は70年に82.1%,75年には90%を超えた.

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1971年(昭和46年)6月11日,中教審は「今後における学校教育の総合的な拡充整備のための基本的施策について」を答申した.いわゆる中教審46答申である.誤解を恐れずに申し上げるならば,今こそ46答申に立ち戻るべきである.日本という国がどのような教育を推し進めるのかを明確にするべきである.就職予備校化した大学にあって,なお今こそ大学種別化を見直すべきだと思う.

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第8回は「微生物の利用6 抗生物質と医薬品の生産」です.やっと8回目です.中間指導には8回目までやっておけば事足りるはずなので,バイオサイエンスは今回で一旦休止です.残り2科目を第8回まで進めます.というか,1科目はまだ何も手を付けてない.

抗生物質とは「微生物および生物の生産する生物学的活性を示す物質」の総称である.ちょっと噛み砕くと,他の発育や代謝を阻害する物質ということです.抗生物質の大きな特徴の1つは選択毒性である.例えば,ペニシリンは細菌を殺すが,人には全く作用しない.細菌に猛烈に効果を発揮するが,人間も殺してしまうのでは抗生物質としての価値はないということである.

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抗生物質が市販されるまでに実に10年以上かかる.個人的な意見だが,十分な技術的背景が開示され,その根拠に納得できるのであれば,積極的に臨床試験に参加できるような体制が欲しい.閑話休題.前臨床試験の中には毒性テストがあり,モルモットなどを使って,急性毒性,亜急性毒性,慢性毒性が調べられる.すぐれた抗菌性を示す新抗生物質であっても,強い毒性のために捨て去られたものが多くある.

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この辺りからまた分からなくなってくるんですが,上の図において,赤い部分に注目して下さいと言われたんですが,何にどう注目すればいいのかが分かりません.マジで勘弁して下さい・・・.もっと優しく教えて下さい.

現在使われている主な抗生物質にはβ-ラクタム系抗生物質,マクロライド系抗生物質,アミノグルコシド系抗生物質,テトラサイクリン,クロラムフェニコール,抗腫瘍性抗生物質などがある.

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β-ラクタム系抗生物質の最初はペニシリンである.ペニシリンはβ-ラクタム環をもつことを特徴とする一群の抗生物質である.この群はペニシリン(5員環をもつ)とセファロスポリン(6員環をもつ)の2つに分けられる.

マクロライド系抗生物質は,グラム陽性菌,マイコプラズマ,陰気菌に有効であるが,グラム陰性菌には無効である.抗生物質の作用機構は,細菌の50sリボソームに結合してタンパク質合成を阻害するものである.真核生物の80sリボソームには結合しないことから,選択毒性が発揮される.なお,クラリスはマクロライド系抗生物質である.

アミノグルコシド系抗生物質で最初に実用化されたのはストレプトマイシンである.しかし,ストレプトマイシンは副作用として聴覚細胞に害作用を及ぼし長期投与で聴覚を失うことがあるので,現在ではほとんど使われていない.それに変わって,副作用の少ないカナマイシンやゲンタマイシンとそれらの化学的な誘導体が使用されるようになっている.

テトラサイクリンはグラム陽性およびグラム陰性細菌によく効く.また,リケッチャやクラミジアにも有効である.クロラムフェニコールはグラム陽性,陰性菌の両方によく効く.特にチフス菌の特効薬であるが,再生不良性貧血(特定疾患だよ!)を副作用とするので,第2選択の抗生物質となっている.抗腫瘍性抗生物質はアクチノマイシンD,マイトマイシンC,アドリアマイシンなどがあり,ガン細胞の生育が速いことを選択制の根拠におくもので毒性もかなり高い.

また,免疫抑制剤としてサイクロスポリンA,さらに強力なタクロリムスなどがある.タクロリムスといえば,プログラフの主成分です.UCでもお世話になる人がいると思います.お世話にはなりたくないものです.

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第7回は「微生物の利用5 化学品の生産」です.よく分からなかったので,まとめる段階にすらないんですが・・・.ぶっちゃけ,バイオサイエンスを受講したのは失敗だったかも知れない.受講するために必要な基礎知識が欠落しすぎ.化学式に至っては,組成式はまだしも,構造式の読み方が全く分からないので,講師の先生が言う当たり前が全く理解できません.困りましたねぇ・・・.

化学工業におけるバイオ化学品をみると,精密化学品または特殊化学品(ファインケミカル)が主体である.しかし,エタノールやアクリルアミドなどのバルク化学品として重要な化学品もある.

バルク化学品とは原料あるいは燃料として使用できるほど大量生産されているものである.バルク化学品のバイオ製法への期待は以下のようなものが挙げられる.

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化石資源の危機に直面し,エネルギー政策としてバイオマスアルコールの生産研究開発が盛んになってきている.

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アルコール発酵は,太陽エネルギーを利用して無限に生産可能なデンプン質の糖化技術の進化とともに,発酵原料として見直されつつある.

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アクリルアミドはビニル基とアミド基の2種類の官能基を有する水溶性のビニル系モノマーである.ポリアクリルアミドは高分子凝集剤・紙力増強剤などの用途があり,その原料のモノマーの需要が近年高まりつつある.アクリルアミド生産菌はRhodococcus sp.N-774のニトリルヒドラターゼを用いた工業生産が1985年にはじまり,第2世代としてPseudomonas chlororaphis B23が用いられた.近年ではRhodococcus rhodochrous J1のH型ニトリルヒドラターゼが用いられている.この菌はポリアクリルアミドゲルで固定化しても活性を失わず,しかも,その固定化菌体は繰り返し使用でき,高純度のアクリルアミドを生産することが可能である.

PUFA(高度不飽和脂肪酸)は2重結合を2つ以上有する脂肪酸の総称で,様々な生理活性を有するプロスタグランディン類の前駆体として重要である.しかし,高等植物はPUFA生合成系をもっていないため,植物油はPUFAを含んでいない.一方,高等動物はPUFAを合成できるが,一般に食用動物脂は脂肪酸の飽和度が高く,PUFA含量が極めて低い.そのため,PUFA供給源として微生物が重視されている.

第6回は「微生物の利用4 核酸関連物質の生産」です.えぇ,もちろんわかりませんでした.なんとなく分かってきたのは代謝制御発酵ってのがものごっつ大事だってことくらいです.あとは,わけわからん用語のオンパレードです.

カツオ節のうま味成分は5'-IMPで,しいたけのうま味成分は5'-GMPなんだそうです.5'-IMPや5'-GMPなどは呈味性ヌクレオチドと呼ばれ,以下の特性がある.

  • プリン核をもつヌクレオチドであること
  • プリン核の6位の炭素に-OH基を有すること
  • リボースの5'位がリン酸化されていること

これ見てて実に不思議だよね.右側のXってところがHなら5'-IMPでカツオ節のうま味になって,XがNH2だったら5'-GMPでしいたけのうま味になるんですよ.ね?わけわかめでしょ?

呈味性ヌクレオチドの生産には大別して3つの方法がある.

  • RNA分解法
  • 発酵法と合成法の組み合わせ
  • 直接発酵法

これらの手法について細かく説明があったんだけど,よく分からなかった.分かったことは合成法の時に代謝制御発酵が重要で,抑制・阻害されまくりってことは分かった.どうやって解除してるのかはわかんない.

いやなことがあったので,1ヶ月以内にこのブログやめます.

Twitterというミニブログツールが活発な昨今において,ブログの魅力が低下したのかもしれません.

なお,情報は公開されていることに意味がありますので,パーマリンクを維持した形で,コンテンツは残す予定です.

201011041655追記:
コメントとトラックバックを受け付けない設定にしました.

201011071739追記:
このブログは11月16日あたりで終了予定です.

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