そろそろ毒餃子事件について述べておく

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マスゴミの報道がクズすぎて,イライラする.国民を騙し空かしてやろうという気概しか見えてこない.報道は真面目にやれといいたい.特に,古館なアサヒ.事実を分かりやすく伝えろ.

asahi.com:昨春製ギョーザ袋からも薬物検出 徳島の生協回収分 - ギョーザ薬物混入

上記が吊し上げ記事だ.この記事を読んで,なんとも思わない人は,既にマスゴミの数字のマジックに騙されている.まず見ていただきたいのは表だ.ここにはジクロルボスが検出された商品の回収地とその量などが書かれている.ここでジクロルボスの含有量はppmという単位で表現されている.ppmって,なんだと思わないだろうか.化学を習ったことがある人ならわかると思うが,ppmは比率だ.

ppm(パーツ・パー・ミリオン)は、100万分のいくらであるかという割合を示す単位。主に濃度を表すために用いられるが、不良品発生率などの確率を表すこともある。「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意。百万分率とも。

  • 1ppm = 0.0001%

  • 10,000ppm = 1%

ppm - Wikipedia

この表における「微量」という表現も気になる.0.42ppmは微量ではないらしい.0.000042%は微量ではないようだ.こんなに0がいっぱい並んでいても,微量ではないようだ.では,本文ではどう述べているか.

 同生協は問題発覚後、同県内の「コープ石井」(石井町)と「コープ住吉」(徳島市)の2店舗から商品を回収。ジクロルボスが検出された商品は「コープ石井」の店頭にあったものと、購入者が開封せず同店に返品したものだった。回収した同じ商品計77袋のうち、74袋を県保健環境センターで検査。ギョーザの皮や具、包装の内側からは検出されなかった。

検出された農薬の量は0.0003~0.0007ミリグラムで、体重50キロの人の1日の摂取許容量の約300分の1以下だという。包装の見た目に異状はなく、においやべたつきはなかった。県は他の商品の包装についても順次検査するとともに、10日朝にはコープ石井への立ち入り調査をする。

asahi.com:昨春製ギョーザ袋からも薬物検出 徳島の生協回収分 - ギョーザ薬物混入

何故か,本文ではppmのような比率ではなく,具体的な量で示している.それが0.0007mgだ.これが微量なんだそうだ.じゃぁ,この0.0007mgをppmにしてみようではないか.それがいい.CO・OP手作り餃子は40個560gなんだそうだ.さぁ,計算してみましょうか.

0.0007mg/0.56kg=0.00125ppm

む.確かに微量っぽくなってしまった.残念.

何が言いたいのかといいますと,何故に別々の単位で表現しているのでしょうか.方や比率のppmで,方や量のmg.同じ土俵で比べていないのに,ものすごい差があるかのように表現している.これって正に,国民を扇動しようとしているのではないだろうか.もっと冷静な目で物事を見なくてはいけない.「中国産中国産」といっているが,未だに中国で混入したかどうかすら分かっていない.坂出市のあの報道と同質だ.報道するなら,事実を正しく誤り無く誤解無く伝えて欲しいものである.

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