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発表の仕方

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ToDo:年内中に「発表の仕方・発表の聞き方」なるスライドかまたはブログを書く.

Twitter / 4403: ToDo:年内中に「発表の仕方・発表の聞き方」なるス ...

このような宣言をしたにもかかわらず,年内中に出せるものは「発表の仕方」のみでした.えぇどうせボクはヘタレですさ.しかも,内容は何も真新しいことはなく,一般的に知られていることをまとめたに過ぎない.でも,一先ずはそれなりの形になったので,公開してみたい.dis覚悟なので,disって下さい.叩き上げて,より良い資料になればと思います.

発表の仕方 rev.3 1001131601版

対象は学会や卒研などで大勢の前で初めてプレゼンをする人です.これから卒研,修論,学会発表など色々とそういう時期に突入すると思います.冬休み中に啓蒙されて,冬休み明けのライバルに差を付けよう!

なお,後日改めて「発表の聞き方」は公開します.これは年度中と自分を甘やかしておきたい.

関連:
サーベイの仕方・論文の読み方 - 4403 is written

200912291441追記:
杜撰な研究者さんからコメントを頂きました.

学生さんに限りませんが、左右に揺れながら発表される方を見かけることがあります。直立不動も何ですが、揺れる方が気になってしまう気がします。

私自身はそのような発表者は印象に残っていません.しかしながら,無意味に左右に揺れながらの発表は目につきます.注意したいです.

201001131601追記:

最後のスライドが「ご清聴ありがとうございました」なのは学生のプレゼンの悪い癖だとどなたかが書いておられた。最後のスライドは「まとめ」であるべき #prosym51

Twitter / Haruhiko Okumura: 最後のスライドが「ご清聴ありがとうございました」なの ...

なるほど.取り入れました.

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11月16日に国立印刷局市ヶ谷センターで行われている行政刷新会議の事業仕分けを見に行ってきた.目当ては3-25教員免許関連である.WG3を生で見てきたぜ!

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会場はパーティションで仕切られており,パーティションにはいろんな貼り物がペタペタ.そんなのは横目に,WG3会場に侵入.

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こんな感じ.開始10分前に到着したのだが,残席は少ない.空いているように見えるが,何故か席取りされている.人はいないが(後述).

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始まるとこんな感じです.ほぼ満席.音声はレシーバが渡されて,それで聞きます.チャンネルを切り替えることで,全会場の音声を聞くことができます.が.耳が痛かったよ.耳なりがひどくなったよ.

んで.はっきり言えば,実際に見に来るよりも,しっかりしたネット環境を準備した上で,ustなり公式ライブなりを見ながら(聞きながら)Twitterなどを眺めている方が有意義のような気がします.結局,会場に来ても誰がしゃべっているのかは分からないです.名乗ってから発言していただきたいところです.でも,実際にこういう場に来れたというのは,貴重な経験かと思います.一般人もそれなりに来ていたので,関心の高さが伺えます.

さて,タケルンバ卿日記でも触れられていますが,報道は特別扱いです.報道は腕章をつけて,2階席に入れるようです.いや,それ自体は良いんだと思います.報道の義務があるでしょうし.しかしながら,いけ好かないこともあります.

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仁王立ちの人がいますが,それは華麗にスルーして.ぶっちゃけ.2階席はスカスカです.それに対して,1階は立ち見が出るほどです.これはすごい!では,1階の傍聴席は一般人だけなのでしょうか?いいえ違います.明らかに報道関係者が大勢混じっていました.しかも,腕章をつけている人すらいました.堂々と.思うにはですね.カメラマンは両側に特別席が準備されていて,報道は2階席が準備されているんだから,報道は1階の一般傍聴席に座らないで欲しいです.立ち見が出るほどなのに・・・.こういう報道の姿勢って大嫌いです.だから,さらしあげ.

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某放送局のシールが貼られたノートパソコンが席取りをしている貴重な一般傍聴席.なお,電源入りっぱなし,起動しっぱなし.コンプライアンスとかいいんですかね?こういう報道の姿勢って大嫌いです.てか,そもそもシールが貼ってあるだけで,某放送局の関係者かどうかはわかりませんが.

ちなみに,これはダダ漏れustして下さっていた@ksoranoさんの機材です.

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ガムテを買いに行っている間にパシャリ.なお,後に怒られたようだ許可を取っていたのにひどいです><.

PubSubHubbubに対応した.と思う.利用したMT-PubSubHubbubプラグインはこちら.利用しているHubはhttp://pubsubhubbub.appspot.com/です.これで合ってるのかな?ちょっとよく分かってません.間違ってたら,教えて下さい.

iPhone 3GSを買ったので,これからはバリバリとミニブログをして行こうかと思います.セキュリティ専門家らしく,プライバシだだ漏れで,トレーサブルなライフログの記録を目指したいと思います.利用するサービスははてなハイクです.Wordpressで自鯖に建てようかとも思ったんですが,時間的な余裕がないので,とりあえずサクっと.

yocchan731 - はてなハイク

このミニブログの目標は壮大な鬼ごっこです.屋内外で撮影した様々な写真を送りつけていきますので,ボクを見つけて下さい.位置情報は付けませんので,写真から場所を推測して下さい.夢が広がりんぐ!

オープンアクセスは今後も学会、研究者、図書館等、学術情報流通に携わる人々にとっては大きな課題となることは確かなことでしょう。(中略)オープンアクセスそのものの意味も、それを語る人の立場によって異なることも指摘されています。また、我々は、日本におけるオープンアクセスとは何か?をそろそろ検討すべき時期でもあるように考えます。

SPARC Japanでは初のOpen Access Dayである10月14日に、セミナーを開催し、多くの方々とオープンアクセスに関する検討を行いたいと思います。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ SPARC Japanセミナー【Open Access Day特別セミナー】「日本における最適なオ-プンアクセスとは何か?」

ぎゃー!サンじゃないSPARCがNIIで面白そうなことをやっていた件.参加費無料だし,近いんだから,ちょっと時間を作れば行けましたよ.いや,やってること自体を知らなかったから,どれだけ暇だったとしても行けなかったけど.

一応,GoogleカレンダーのIT勉強会は見てるんだけど,情報量が多すぎるから,普段は非表示にしてるんだよねぇ・・・.しかも,このイベントもしっかり載ってたし.情報の海から本当に必要な情報を見つけ出すって,やっぱり難しい!こういう時はプッシュサービスが嬉しいよなぁ・・・.プッシュされすぎるとうざいけど.難しい!

関連:
SPARC Japan セミナー2008 「日本における最適なオープンアクセスとは何か?」参加記 - 発声練習
情報系学会の研究会はもはや勉強会に負けている可能性が高い - jj1bdx: life beyond Japan
情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を話してきた - jj1bdx: life beyond Japan
研究者はもっとオープンになるべきではないか - 4403 is written
情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を聞いてきた - 4403 is written

タイトル通りなのだが,「情報系学会の研究会が危ない」理由を聞いてきた.実はワタクシもCSS×2.0で喋らせて頂く予定だったのですが,当日午後に実行委員の方から「ネタがかぶってるかもしれないよ」と報せて頂いて,内容の概略を聞いたところ,ちょっとハッとしましたが,そちらは真面目な内容で,こっちはそこをトリガにしたネタ発表だったので,安心安心.でも,まさかそんな発表があるなんて・・・.偶然も偶然で,世界は狭いものだと再認識しました.

とりあえずできることとして

  • 研究会の感想や意見はブログに書く
  • 研究会参加者はいろいろな勉強会に乗り込んで行って話をしてくる(他流試合が大事)
  • 研究会ならではの面白さを他の人たちにも伝える
  • 発表した研究成果は公開しよう

という,まあ至極当たり前のことを,言ってきた.

情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を話してきた - jj1bdx: life beyond Japan

意見を述べるのは難しいかもしれないけど,感想は書かれたい.楽しかったとか,面白かったとか,あの発表は興味深いとか,インジェクション!インジェクション!とか,警備員さんが大活躍だったとか,料理長ありがとうとか,海が綺麗だったとか,スコールがひどすぎとか,4403のネタは振り方が悪いとか.参加者は参加していない人に学会の出来事や内容を伝える役目をして欲しい.それは人気アーティストのライブに参加できなかったファンが,参加者のライブレポートを食い入るように見ることと同じだと思う.違うだろか?いや,違わない(反語).

オレも他流試合というか,異分野に突入することは大切だと思っていて,異分野コラボレーションだ!と書いたのはそういう意味もあるのだ.異なる分野の知識を得ることで,脳みそがグリングリン回り始めるかもしれないし,自分が本当にやりたいものが見つかるかもしれないし,ものすごい有名人と知り合える機会になるかもしれない.それは全部,可能性の問題ではあるのだが,可能性は常に開く方向でお願いします.オレもIS研究会GN研究会FI研究会SWO研究会を聴講しに行くし,全国大会FITのような総合大会にも足繁く通う.自分の可能性は常に開いておく方向で.DICOMOも参加してみたいなぁ・・・.

追記: 「他流試合ではなく交流が大事なのでは」というコメントがあった.基本的に私は技術的な発表と質疑応答というのは,すべてディベートであり,勝負だと思っている.その意味で,他流試合,というのは,相手の流儀であえて戦うことであり,交流ができるのは一戦交えた後だろうと思う.

情報系学会の研究会で「情報系学会の研究会が危ない」理由を話してきた - jj1bdx: life beyond Japan

オレも大事なのは交流だとは思うが,確かに一戦交えることがありきだと思う.一戦交えない交流はただの親睦であって,遊びに来ているのではないのだから,戦ってから死ねばいいのに.昨日の敵は今日の友.おかげさまで,最終日は閉会後から27時までどっぷりと交流ができました.こういう時間は何事にも変えがたい.

関連:
情報系学会の研究会はもはや勉強会に負けている可能性が高い - jj1bdx: life beyond Japan
研究者はもっとオープンになるべきではないか - 4403 is written

匿名は卑怯だとか,Anonymous Cowardだとか,色々あるわけですが,ちょっと実名と匿名について考えてみた.大した内容ではないので,便所の落書きで.

匿名のメリットは特定されないことだろう.そのメリットをどのように活かすかだ.ちなみに,匿名と仮名は違うので,適切に解釈してください.このブログは匿名ではなく,仮名です.仮名の中身が1人かどうかはわかりませんけどね.仮名は特定可能です.識別可能です.ID紐付けができるかどうかは別にどうでもいいですが.匿名はある匿名者Aとある匿名者Bが同一かどうかを特定させません.それが匿名です.だから,2chのトリップ付きやID付きは匿名ではなく,仮名の状態です.でも,まぁ,その辺の厳密な切り分けもどうでもいい話なので,ひっくるめて匿名で.

実名のメリットはなんだろう.不特定多数の人に,ある特定の実名実在の人物が何を考えて,何をして,何を主張しているのかを知ってもらうことができることだろうか.でも,それは逆の視点で見ると,デメリットとも言えそうである.なぜならば,2ch(匿名)で「やかましいわ」って言ってもなんら大した問題にならないけど,ちょっと実名で,ちょっと有名(オレは知らんが)で,ちょっと権力のある人が「やかましい」っていうと問題になる.あ,違うか.この人は問題だと思ってないみたいだからねっ!そうだよね.ニュアンスって大事だよね!発言者の意志なんて関係なく,聞き手がどう理解したが大事だよ.だから,注意深く発言しよう.とりあえず,政治家は言葉を使う職業なんだから,誤解されない日本語を使って欲しい.ホワイトカラーエグゼンプションとか,マネーロンダリングとか,マジで意味不明だから.一般的な日本人に理解できるように説明できない政治家なんて,要らないよ.難しいことをしてても,説明するときは分かりやすく言ってくれ.それが切実に求められるのが,博士かな.違うかな.

閑話休題.上に挙げた例は良くない例なのだが,実名のデメリットを匿名のメリットで置き換えられると思う.例えば,ものすごい権力者が世の中の問題に言及したいと考える.でも,それはそれは発言力がありすぎて,世間が混沌としてしまいそうだ.そんなとき,どうやって問題提起をしたらいいか.それが匿名ではないだろうか.匿名になれば,権力の笠は失われ,単なるACに成り下がり,意見を述べることができる.その述べられた意見が取り上げられるかどうかは,その主張内容如何にかかっていると思う.権力でものを言うのではなく,その主張内容でものを言えるのだ.これは匿名の十分なメリットにならないだろうか.

もちろん,匿名のデメリットである,無責任な発言は問題になると思うけど・・・.そういう意味では,権力(発言力)を排し,主張内容だけで見られるところを考えれば,本当に主張したいことこそ,匿名でやるべきなのかもしれない.

発言は匿名で.責任は実名で.そのぐらいの覚悟って,かっこいい.

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
著者: 梅田望夫
価格: ¥777(税込)
出版社: 筑摩書房 (2007/11/6)
ISBN-10: 4480063870
ISBN-13: 978-4480063878

昨年の12月に手に入れて以来,買ったことすら忘れて放置されていたのだが,私塾のすすめを読んだことによって,その存在を思い起こし,やっと読み切った.読み切って振り返ると,何故途中で読むのを辞めて放置していたのかがわかった.どうにもこの本には感情移入しづらかったからだと思う.オレは本を読む際は,ブログを書くときのために,ドッグイヤーを付けながら読むわけだが,この本のドッグイヤーはものすごく少ない.つまり,オレはあまり興味を持たなかったようだ.だからといって,内容が悪いわけではないので,興味を惹かれた部分を引用しつつ,書評.

むろん現在のネット空間には,そんな理想的な話ばかりでなく「負のエネルギー」が撒き散らされていることも事実である.知や情報の空間が巨大だからといっても中身は玉石混淆で,リアル世界の選りすぐりの知に関しては,まだほんのわずかしかネット上には載っていない.たとえば日本の研究者や大学教授で,ブログを書き,自分の論文や著作の背景にある発想や思考過程をネット上で公開し,リアルな授業を録画・録音して不特定多数に向けて発信しようとしている人はほとんどいない.ウェブ進化などまだ始まってもいない段階なのだとも言える.

ウェブ時代をゆく pp.18-19

正にその通りで,膨大だといわれるネット上の情報はまだまだ足りない.それは図書館という優れた知識の宝庫に対し,圧倒的に情報量が少ない.だから我々は,ネットの可能性を少しでも広げるために,玉石混淆であっても,多くの情報をネットに向けて発信していくことには意味があると思っている.価値があるか無いかは,情報がそこにあってこそのことであって,無いものに関する評価はできないのである.

そして,研究者はもっとブログを書いたらいいと思う.もちろん,企業の研究者は利益があるだろうし,守秘義務とかがあるだろうから,なかなか難しいかもしれない.でも,みんなの研究目的って同じではないのだろうか.何かを良くしようという目的を持っているのではないのだろうか.そのためならば,みんなで情報を共有して,交換して,議論して,高めればいいはず.例えば,誰かがものすごく良い発想をしたとしても,それを実現する手段を持っていなかったとする.実現する手段がないので,発表がされないとすれば,その発想は日の目を見ることなく,お蔵入りしてしまう.そうならないように,色々な意見や発想や思いつきは言っておくもんだと思う.それを見た誰かが触発されて,脳みそがぐるぐる回り始めて,シナジーが発生するかもしれない.そして,それは実現されるかもしれない.オレは思うんです.必ずしも自分が成し遂げなくても,全体としてそれが達成されるならば,それは貢献したと言えると思う.評価がどうこうとか,主論文数がどうのこうのとか,そういう問題は山積ですが,社会に貢献することに関してはそうあるのが正しいと思う.だから,ブログだよ.情報配信だよ.可能性は開く方向で,お願いします.

そこで、ニューヨーク・タイムズ(NYT)の記事検索の結果と、対象を限定しないグーグル検索の結果を比較してみよう。ここでは、“data mining”という言葉を例として検索してみることにする。ヒットするデータの総数は、グーグル検索の場合に557万件、NYTでは1万9900件である。このように、両者の間には大きな差がある。

しかし、「数が多いからよい」と言えないことは明らかだ。なぜなら、どちらも大量であるため、そのすべては見られないからである。NYTの記事も、すべては見切れない(タイトルページだけに限ってもすべてはチェックできない)。実際には、数百件をチェックするのが限度だろう。そう考えると、557万件と1万9900件の差に意味があるとは思えないのである。

ご用心!「グーグル」の検索結果があなたの目を曇らせている?|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

膨大なウェブから,自分の必要な情報を探し出すのは本当に大変なことで,世の中では色々なアプローチが行われている.例えば,レコメンデーション(パーソナライズ)だったり,セマンティックだったり.どれもこれもが,「これぞ!」という感じではなく,完璧とはいえない.完璧といえないのは,システムの所為ではなく,どちらかと言えば,人間の所為であろう.

例えば,レコメンデーションでいこうか.ちょっとGoogle検索の話から逸れてしまうのだが,Amazonの話で.J君は基本情報処理技術者試験に向けて,参考書をたくさん買いました.それはそれはたくさん買いました.試験結果は別として,試験が終わりました.さぁ,Amazonでお勧めされる本はなんでしょう?J君はもう情報処理試験の本は必要ないのにねっ!空気嫁.

例えば,セマンティックな話をしようか.セマンティクスに,ウェブを意味づけして,検索する,っていうじゃなーい?でも,インターネット初心者は検索キーワードに複数語を入れませんからぁ!!残念!!単語だけじゃ,意味を酌むのは無理.切り.

人間はね,もっと機械的な動きをすれば,ウェブの情報を効率よく取り出せるようになると思うんだよ.人間は人間らしく曖昧な行動を取るから,上手く行かないんだと思う.

夏合宿でちょっと話したのだが,最近よく耳にするようになった言葉が,大変気になるようになってきた.昔は自分もよく使っていただけに,反省しきりである.その言葉はあなた方も使っているかも知れない.

ググれ

ググれという人は情報がなんたるかをわかっているのだろうか.何故ググれるのかを理解しているのだろうか.Googleが頑張っているから?いや,そんな話ではなく,その検索結果は誰かがウェブ上に情報を放ったからである.もし,誰も情報を発信しなかったとすれば,ググっても,何も見つからないはずだ.情報がないのだから.そう,我々が得る情報は,誰かがどこかで発信した情報なのだ.つまり,我々は情報をtakeしてるのだ.では,ググれググれ言っている人達は,ウェブ上に貢献したのか?giveしたのか?give&takeの精神は忘れたのか?

だから,オレは多くの人にブログを書くことを勧めている.情報はウェブに存在してこそ,ウェブの価値は高まる.もちろん,そうやって書かれる情報の全てが有益とは限らないが,無益ではない.ウェブの情報氾濫を促進する悪しき行為だと非難されそうだが,可能性は開く方向でお願いします.まだ書かれていない情報について,有益か無益かを議論するのは無駄です.

そこで,多くの人にオススメしたいのはトラブルに遭遇した時の体験談だ.何が起きたのか,どうしたのか,どうやって,どうなったのか,解決したのか,しなかったのか.皆さんもご存じだと思うが,WindowsやLinuxで発生する意味不明なエラー各種.そこに表示される意味不明なエラーメッセージをそのままグーグル先生に投げつける.往々にして,グーグル先生はそのトラブルについて書かれた記事を紹介してくれる.その多くはブログ形式である.そして,問題は解決するのである(しない時もあるけど).だから,トラブルに遭遇したら,そのことをブログに書いたらいいと思う.解決してもしなくても.これはきっとかなり役に立つ.全く以て,グーグルは優秀なFAQである.これをセマンティックウェブとかオントロジー的に整理したら,素晴らしいDBになると思うのだが,誰かやらないかなぁ・・・.

閑話休題.というか,前振り終了.実はこの記事を引用したのは,Google検索が貧弱だとか,ウェブに情報が氾濫しているとか,そんな話をしたかったからではない.取り上げたかったのは,こっちだ.目の付け所がおかしいのがオレ.

ブログは、その存在を探し出すのが容易でない。しかし、新聞社の中にあるブログは存在が明らかなので有利だ。大学でもブログのページを作ったらよいと思う。

ご用心!「グーグル」の検索結果があなたの目を曇らせている?|野口悠紀雄が探る デジタル「超」けもの道|ダイヤモンド・オンライン

激しく同意したい.所属を明らかにしたブログは,それなりの価値があるだろう.所属が明らかであることは,非常に重要である.例えば,芸能人などがアメーバあたりでブログを書くわけだ.「○○公式ブログ」などと銘打って.これが,本物であることはどのようにして確認するのだろうか.これがもし,所属プロダクションのドメイン内にあるブログだったら,その所属を確認することは簡単である.だが,それ以外の誰もがそれを名乗ることが出来るような状況下で,そう名乗ったことを,どのように本当であると確認するのだろうか.2chで誰かの名前で何かが書かれたとしても,本人が書いたのか,他人が書いたのか,どのようにして確認するのだろうか.

だから,所属が明らかではないところで述べられていることの正確性や信頼性なんて,匿名で書かれていることと何ら変わらない.違うとするならば,精々思い込みである.本当に必要なことは,情報を誰が書いたかではない.その情報に価値があるかである.そして,その価値を決めるのは,執筆者ではなく,読者である.だから,読者はウェブで見つけた情報を精査しなくてはいけない.信じられる情報か?本当の情報か?それを決めるのは読者自身である.信じるも信じないも,読者の自由である.だから,このブログを書いているのが4403なのかそうでないのかを判断するのも,あなた自身である.

まとめ:
前半と後半で全然違うことをいっているように思われるかも知れないけど,言いたいことは簡単で,ブログを書こうっていうことと,ウェブ上の情報を信頼するか否かは自分次第ってこと.だから,敢えて最後に書いてみる.このブログは4403が書いたものではありません.って.それに何の意味があるだろう.

ちょっとカチンと来たので,チラ裏.ガイアの夜明けを見ていたのだが,モバゲの書込みを削除する監視員みたいな人が,なんか喋ってた.流行の「硫化水素」に注目しているらしい.そして,その監視員の偉い人がこのようなことを言っていた.

発生のさせ方など,有害な情報が子供達の目に触れないように.

有害な情報ってなに?硫化水素の発生のさせ方って,有害な情報なの?有益な情報じゃなくて?それじゃぁ,化学終了のお知らせじゃん.そもそも,「混ぜるな危険」って書いてあるじゃないか.「混ぜるな危険」なんだから,混ぜたら危険だって,分かるでしょ.いやむしろ,そういう情報を提供し,危険だから,やってはダメだと教育するのが正しかろう.

こうやって勝手な判断で有害な情報に指定されてしまうと,その情報に触れる機会がグッと減ってしまい,少なくともその情報に関する知識が欠落することになる.そして,突然にしてその情報に触れたとき,どう対処していいのか分からずに,好奇心が先行したら・・・.最近は命や死が軽んじられているのではないだろうか.それは何故か.死に触れることは「有害な情報」だから,きっと教えないんです.そうでないならば,死の概念は理解されているはず.道徳で習いましたよね.命の尊さを.

有害な情報ってなに?人を死に至らしめるような情報は有害な情報?だとするならば,「電線の側でたこ上げはしないで下さい」は有害な情報ですね.「濡れた手でコンセントに触れないで下さい」も有害ですね.「腐った鶏肉を食べてはいけません」も有害な情報ですか?有害な情報ってなに?

人を殺す情報は有害な情報なの?かの有名なノーベルはダイナマイトを発明しました.そして,そのダイナマイトは人を殺すために使われました.そして,ノーベル賞の元手は,人を殺すために売られたダイナマイトの儲けです.有害な情報ってなに?

続:FOAF

| 続:FOAF

id:kakkuから,続報がもたらされた.どうやら,FoaF Explorerを使うと,FOAFを読めるような形で表示してくれるようだ.さっそく.

FoaF Explorer: 4403

しかも,リンク用のアイコンもあるらしい.でも,XSLTを書けばいいっていう話もある.気が向いたら,サイドバーに何かが追加されているかも.

このFoaF ExlorerはFOAFから"Add New Friend"ができるんだけど,自分のFOAFに追記してくれるわけではなく(当たり前),ただ単にCookieに情報が入るだけのようだ.うーむ.FOAFを預けて,管理してくれるWebサービスがあって,そのログインにOpenIDが使えて・・・.それなんてYahooアドレスブック?あー,違うか.「相互に」ってところがポイントなのかなぁ.なんだろうなぁ.「友達」が電子的に管理されるメリットって何だろう?

それから,FOAFを利用するWebサービスとして,2件紹介されたが,両方ともよくわからない><.

FOAFnaut

FOAF People Map.

まぁ,その内,考えよう.

なんとなく,研究に役立ちそうな気がするので,おもむろにFOAFを書いてみた.

yocchanのFOAF

えっと・・・友達が1人しか居ないみたいに見えますが,これがFOAFの実態です.みんなもFOAFを書いて,ボクを友達だと主張して下さい!てか,どうもこのFOAFって仕組みは良さが分からない.形式文書屋さんが喜びそうだけど.セマンティクスってこういうものなのかな?FOAFはあくまで出力形式だから,もうちょっと違う形で管理する方が楽そうだよね.っていうか,マイミク一覧をFOAFで出力できれば,事足りるのかな?しかも,運良くOpenIDが含まれていると,面白そう?そうでもない?

さて,皆さんにもFOAFを書いて頂きたいので,書き方講座!

  1. 神崎大先生によるFOAFの記事を熟読する.
  2. とりあえず,誰かのFOAFをパクって,書き換えてみる(これ基本).
  3. FOAFはRDFで,RDFはXMLだから,validation checkをしておく.
  4. おもむろに,自分が書いたFOAFを可視化してニヤニヤする.
  5. 自分のサイトに置く.
  6. 適切にlink relしてみる.

ほらっ!簡単だよっ!みんなもFOAFしようよ!すぐ飽きそうだけど.

参考:
FOAF-a-matic -- RDFを使って自己紹介してみよう

マスゴミの報道がクズすぎて,イライラする.国民を騙し空かしてやろうという気概しか見えてこない.報道は真面目にやれといいたい.特に,古館なアサヒ.事実を分かりやすく伝えろ.

asahi.com:昨春製ギョーザ袋からも薬物検出 徳島の生協回収分 - ギョーザ薬物混入

上記が吊し上げ記事だ.この記事を読んで,なんとも思わない人は,既にマスゴミの数字のマジックに騙されている.まず見ていただきたいのは表だ.ここにはジクロルボスが検出された商品の回収地とその量などが書かれている.ここでジクロルボスの含有量はppmという単位で表現されている.ppmって,なんだと思わないだろうか.化学を習ったことがある人ならわかると思うが,ppmは比率だ.

ppm(パーツ・パー・ミリオン)は、100万分のいくらであるかという割合を示す単位。主に濃度を表すために用いられるが、不良品発生率などの確率を表すこともある。「parts per million」の頭文字をとったもので、100万分の1の意。百万分率とも。

  • 1ppm = 0.0001%

  • 10,000ppm = 1%

ppm - Wikipedia

この表における「微量」という表現も気になる.0.42ppmは微量ではないらしい.0.000042%は微量ではないようだ.こんなに0がいっぱい並んでいても,微量ではないようだ.では,本文ではどう述べているか.

 同生協は問題発覚後、同県内の「コープ石井」(石井町)と「コープ住吉」(徳島市)の2店舗から商品を回収。ジクロルボスが検出された商品は「コープ石井」の店頭にあったものと、購入者が開封せず同店に返品したものだった。回収した同じ商品計77袋のうち、74袋を県保健環境センターで検査。ギョーザの皮や具、包装の内側からは検出されなかった。

検出された農薬の量は0.0003~0.0007ミリグラムで、体重50キロの人の1日の摂取許容量の約300分の1以下だという。包装の見た目に異状はなく、においやべたつきはなかった。県は他の商品の包装についても順次検査するとともに、10日朝にはコープ石井への立ち入り調査をする。

asahi.com:昨春製ギョーザ袋からも薬物検出 徳島の生協回収分 - ギョーザ薬物混入

何故か,本文ではppmのような比率ではなく,具体的な量で示している.それが0.0007mgだ.これが微量なんだそうだ.じゃぁ,この0.0007mgをppmにしてみようではないか.それがいい.CO・OP手作り餃子は40個560gなんだそうだ.さぁ,計算してみましょうか.

0.0007mg/0.56kg=0.00125ppm

む.確かに微量っぽくなってしまった.残念.

何が言いたいのかといいますと,何故に別々の単位で表現しているのでしょうか.方や比率のppmで,方や量のmg.同じ土俵で比べていないのに,ものすごい差があるかのように表現している.これって正に,国民を扇動しようとしているのではないだろうか.もっと冷静な目で物事を見なくてはいけない.「中国産中国産」といっているが,未だに中国で混入したかどうかすら分かっていない.坂出市のあの報道と同質だ.報道するなら,事実を正しく誤り無く誤解無く伝えて欲しいものである.

関連:
livedoor ニュース - 「ジクロルボス」混入でマスコミは大混乱=毒入りギョウザ事件

昨日,フィードで全文を配信するというアプローチというエントリーを投稿したのだが,よくよく考えてみると,一方的に配信することで事足りる情報提供って,一体どんなものがあるんだろうか.

例えば,天気予報や地震速報だろうか.いやしかし,「関東の天気が悪くなってキタ」とか「地震キタ」とか言いたいわけで,それはそれで何かしらの議論(コメント)ができる場所はあって然るべきだと思う.その議論できる場所が配信元である必要性があるかどうかは別として.ニュースも単なる事実の羅列だけであるのならば良いのだが,論じる火種が含まれていれば,議論の余地があるだろうし,そうするべきだろうし.

じゃぁ一方的に配信するだけの情報って何だろう.って,いわゆる広告だろうか.宣伝といってもいいだろうか.例えば,「公聴会終わりました」とか「論文間に合いません」とか「卒業します」とか,要するにチラシの裏なわけだ.それって,配信する必要があるのかと.一方的な配信で事足りるものは配信者の自己満足で完結しているか,被配信者にとって大した価値を持たない情報であることが多そうだ.

やっぱり,双方向性が必要か.インタラクティブだね.

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