三菱東京ＵＦＪ銀行が進めている旧東京三菱銀系と旧ＵＦＪ銀系のシステム統合で、旧ＵＦＪ店舗の統合作業が７日朝に始まり、同日夜まで目立ったトラブルもなく推移した。
CMが打たれまくっていたので，ご存じの方が多いと思いますが，つい先日，MUFGのシステム統合第2弾が行われた．結果としては，軽微な問題しかでなかったようで，概ね順調とのこと．5月のシステム統合第1弾の時は，大規模トラブルが発生し，鬼の首を取ったかのような批難が集中したわけです．私も1ユーザとして，参加しましたが．そんな今回でしたが，前回の教訓もあって，色々と努力したようです．
新システムが旧東京三菱銀のシステムを基に開発されただけに、旧ＵＦＪ店舗のシステム移行第１弾となる今回は、さらなるトラブルも心配された。このため同行は試験回数を前回から１割増の１１０万回に増やしたほか、対象店舗をトラブル対応が容易な３大都市圏の小規模店に絞り込み、まずはトラブルを封じ込めた形だ。
先にも述べたように，5月の大規模トラブルの際は，あっちこっちのブログで取り上げられ，メディアも大騒ぎしたわけだが，成功した今回はあまり報道されていない．「できて当たり前は褒めない」ということなのだろうか．失敗したときは「テストが不十分だったのではないか」とか専門家と呼ばれる人のコメントを付けるのにね．上手くいっても，報道記事も事実を並べるだけで，「GJ！」のような専門家のコメントは見られない．
かく言うオレも1度は批判的な内容を書いたわけで，それが改善したとなれば，取り上げて然りである．MUFG，GJ！と言っておく．やっぱり，失敗から学ばないとダメですよ．産地偽装とか，連鎖反応してる場合じゃないって．人の振り見て我が振り直せですよ．
それにしてもメディアはこういう難しめのシステム統合が上手くいったことをちゃんと報道して欲しい．プロジェクトXとかガイアの夜明け的な意味で．どちらかと言えば，北朝鮮みたいに，
三菱東京UFJ銀行のシステム統合第2弾は，前回の失敗を活かし，成功裏に終わったスムニダ！
とか格調高く報道して欲しい．事実を淡々と述べるよりも，伝える努力を．
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