駒沢大など金融取引で多額の損失を出す私立大が相次いでいるが、全国の主な私大18大学が今年3月の決算時に有価証券の含み損を抱えており、その合計額は計688億円に上ることが読売新聞の調べでわかった。
含み損ですから,総額を出されてもねぇ・・・.確定損失じゃないからまだ良いかと.しかしながら,こうしてみると駒澤大の損失はでかい.慶応大のそれも巨額だが,含み損だし,なんとなく大丈夫そうな気がするのは,慶応ブランドの影響だろうか.
読売新聞が取材した全国の32大学のうち、日大や帝京大を除く23大学が有価証券の含み損益を回答したが、このうち18大学は08年3月期に含み損を抱えていた。
日本の私大はWikipediaの情報によれば,500余校あるそうなので,そのうちのわずか32大学のデータである.つまりは氷山の一角に過ぎないと言えよう.なんといっても,現所属校が入ってないし.憶測だが,世に出るとまずい(受験生対策的な意味で)ような損失(含み損)を抱えている大学は回答を拒否した可能性もあって,実際はもっとまずい状況ではないだろうか.想像したくないが.
以前に,私大が連鎖破綻する時代が来るかというエントリを書いたのだが,こういう状況になってくると,現実味を帯びちゃって洒落にならない状況に・・・.元本保証があっても,元本を保証する機関が破綻したら,どうするんだろうか.どうにもならないんだろう.日本の金融機関は大丈夫なのだろうか.