IWC2008チャンピオン・サケの出羽桜 一路が日本酒の奥深さを語り続ける件

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毎度お馴染み木川屋地酒頒布会の第23回2回目に,IWC2008チャンピオン・サケ出羽桜 純米大吟醸 一路 しぼりたて生原酒が入っていた.

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これがすごい.日本酒の奥深さを語り続けている.日本酒というのは,基本的に米と水からできている.特に,この一路は純米酒なので,米と水以外は一切使わない.誤解無きように説明すると,純米酒とそれ以外の差は,醸造アルコールが添加されるかされないかの違いであって,純米酒は醸造アルコールを添加しない.この一路は純米大吟醸なので,純粋に米と水だけを極めて造られたものである.スペックによれば,山田錦100%の精米歩合45%だそうだ.普通の一路は美山錦の米麹を使っているので,山田錦100%の時点で普通ではない.

余談ですが、

実は頒布会の皆様はすでにそのお酒を飲まれたのです。
第20回頒布会(2007年)の出羽桜の純米大吟醸がそれです。

山田錦使った純米大吟醸って出羽桜に無いよな~。
東北の鑑評会出品酒なんだろうか?

と思っていたのですが、これは次期一路のプロトタイプだったんですね。

木川屋INFO No.424

過去のフォルダを探ってみた.2007年12月分のこれですね.

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確かに美味しかった.というか,これは両方とも年末に「うめーうめー」言いながら呑んだ記憶がある.うーん.さすがは頒布会と言わざるを得ない.幸せだ.

で,どう奥深いのかについて語っていない.繰り返すが,純米大吟醸なので,米と水からできているわけだ.なのに,何故このような甘みと香りが醸し出されるのか.日本酒とは思えない味わいで,果実酒を飲んでいるかのようだ.アルコールのきつさもなく,スッキリとしつつも華やかさが残る後味.この酒なら,ボスと仲良く呑めること間違いなしだ.

日本酒嫌いや日本酒を呑んだことがない人に,これを呑ませたら惚れるんだろうなぁ・・・.そして,当分の間,その辺の普通の日本酒は呑めなくなっちゃうんだろうなぁ・・・.この手の圧倒的な酒って,どのタイミングで呑ませればいいんだろうね.日本酒を布教する的な意味で.

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