富士通フォーラム2009

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5月14~15日に東京国際フォーラムで開催されている富士通フォーラム2009に参加してきました.毎年恒例です.今年はブタフルこと新型インフルエンザの影響があって,講演者が替わるなどの影響が出ましたが,会場はそれ程の混乱は見られませんでした.っていうか・・・(後述).

去年はセミナーも参加してみたんですが,そんなに面白くなかったので,今年はセミナー聴講なしの展示見学のみにしてみました.いや,まぁ,展示会が楽しいんですよ.えぇ.というわけで,聞いてきた(話してきた?)展示を4点ほどご紹介.

暗号化された文書を携帯電話で楽々閲覧
この前,ニュースになってて,このブログでも取り上げたあれです.よくよく思い出してみれば,これって,この前のCEATECで展示に出ていたスキャナで読み取ってどうのこうのの携帯電話バージョンですね.なので,よくよく見れば,見たことあるやつでした.携帯電話上の実装だと,数秒程度待たないといけないようです.しかも,マーキングしてから,解読(!)処理をするので,プレビュしながらリアルタイムでってのはまだできない模様.しかしながら,それはマシンパワーの問題なので,将来的にはできそうです.ちなみに,無責任にアイディアを述べると,パスワードを用いるよりも,携帯電話のICカード情報に紐付けて,特定端末でのみ復号できるとかね.デモは結構面白かった.ただ,デモ資料にある「解読」って言葉は気になります.正規手順なら「復号」でお願いしたいところです.こうやって,誤用が広がるのです.(マーケティング的に,解読の方がウケが良いとかいうのはマジ勘弁)

今すぐできる持ち込みパソコン対策
スイッチの形をしているのに,持ち込みパソコンを検出するらしいです.見た目はラックマウントのスイッチです.私用PCの接続をどうのこうのって話になると,検疫ネットワークが思い浮かんでしまうボクとしては,真っ先に訊いちゃいました.「どこが違うんですか?」って.そしたら,全然違うものだった.なるほどの低価格設定です.って色々と話していたら,「検疫の専門の方ですか?」とか訊かれちゃったけど,至って一般ブロガですから.一般的な知識の範囲ですから.

メールからの情報漏洩対策技術
事前にデモ資料を見たところ,面白そうだったので立ち寄ってみた.いくつか疑問だったところを訊いてみたところ,なるほどの仕上がり.ただ,今ひとつポリシ配信がRSSの理由がわからない.人間が読む用に配っているわけではないらしいので,マシーンリーダブルであれば十分なのでは?ちなみに,ちょっと複雑なポリシ定義は結構面倒らしい.そっかー.

携帯電話で分かりやすくメタボ予防を指導
あまり期待していなかったんで,遠目に見ていたら,説明員に捕まってしまった(失礼)ので,話を聞いてきた.予想の遙か斜め上を行く面白さだった.これは早く製品化して,積極的に関係各所に売り込んで,さっさとインフラになるべきだと思う.プロトタイプなのかどうかわからないけど,今のところ作り込みが甘い部分が散見されるけど,これはかなり役に立つシステムだ.利用者のターゲットもビジネスメリットもハッキリしていて,期待できます.この手のシステムって,得てして使い勝手が悪いとか,利用者の利用意欲が高くないとか,色んな理由で使われなくなるものなんですが,このシステムはそれを上手くこなしていたので,色々と尋ねてみた.SNSにおけるコミュニティ活性化に寄与するような研究データが取れそう.っていうか,適用分野を変えると色々と適用範囲が広がりそうで,あれこれ例示を出していたら,名刺を頂いたので,差し上げてみた.

・その他雑感
事前情報では「クラウドだらけ」って聞いてたんですけど,そうでもないような?確かに,ITゾーンはクラウド祭で,ステージも他より大きかったような気がしましたが・・・.

まとめ:
今年の富士通フォーラムも楽しかったです.ちなみに,スタンプラリーの結果はこちら.

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参加賞です.東大と富士通研の共同開発のすごいやつを採用したマスクです.確か,会場の展示にもパンデミックがどうのこうのってのがあったような?富士通ってこういうノリですよね.嫌いじゃないッスよ.

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