VS2008でARToolKitとPTAMを動かす話

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Clip to Evernote VS2008でARToolKitとPTAMを動かす話

せっかくだからまとめ.こっちの環境は,Windows XP Pro SP3にVisual Studio 2008 Proです.

ARToolKit on Visual Studio 2008
なんというか,工学ナビ様の通りにやればいいと思うよ.このガイド通りで,トラブルフリーです.最高♪

PTAM on Visual Studio 2008 w/ Web-Camera
こっちはちょっと手こずる.手こずるっていっても,時間がかかるっていうだけで,以下の手順に従えば,できます.今回は現時点での最新ソース(v1.0-r111, Mon, 11 May 2009 16:38:02 +0100)を利用しています.基本的なガイドは以下の通り.

マーカレスAR(PTAM)のソースコードを動かしてみた(WindowsXP VisualC++) | happymeme

今回は最新ソースのREADME.txtに従って,TooN,libcvd,gvars3をCVSからとってくる.ガイド通りだと,build\vc2005となっているが,最新ソースのREADME.txtで示されているリビジョンをダウンロードすると,build\vc2008がありますので,それを使います・・・と見せかけて,slnが変になってるのか,読み込めないので,結局build\vc2005を使うのでした.どんまい!てか,gvars3だけ上手くコンパイルできない.config.hがない件については,config.h.inをリネームします.もう1つのエラーは,以下の通り.

以前のバージョンのソースを参考に、次の行を、

template static T& get(const std::string& name, const T& default_val=DefaultValue::val(), int flags=0);

次のように書き換える。

template static T& get(const std::string& name, const T& default_val=T(), int flags=0);

とりあえず、良しとする。

自己満足なBLOG

えーと.上手くいきません.上手くいかないので,gvars3.hの261行目を以下のように書き換える.

template<class T> static T& get(const std::string& name,
const T& default_val=T(), int flags=0);

実際には改行しないで下さい.準備が整ったら,PTAMをWebカメラで使えるようにいじります.もちろん,工学ナビ様の思し召しのままに.手順としては簡単に述べると以下の通り.VideoSource.hとVideoSource_Win32_EWCLIB.ccをPTAMのルートに.PTAM\Build\Win32にあるVideoSource_Win32_CMU1394.cc以外の3ファイルをPTAM直下にコピー.CameraCalibrator.vcorojの208行目とPTAM.vcprojの368行目を以下の通り書き換える.

書き換え前:RelativePath=".\VideoSource_Win32_CMU1394.cc"
書き換え後:RelativePath=".\VideoSource_Win32_EWCLIB.cc"

後は神に祈るのみ.あ.dxtrans.hの件を忘れていた.

そうですね。
ここにjiapeiさんが書かれている方法を元に編集したら若干警告はあるもののビルドできました。
SampleGrabber も使えました。
私の環境における編集内容は下記です。
//#include "dxtrans.h" ・・・ 495行目
IDxtCompositor //: public IDXEffect ・・・ 979行目
IDxtAlphaSetter //: public IDXEffect  ・・・1484行目
IDxtJpeg //: public IDXEffect ・・・1725行目
IDxtKey //: public IDXEffect ・・・2400行目

オラ検: DirectShowと戦うスレ Part 2 (990) via DirectX SDK November 2007にdxtrans.hが入っていない件について - DenpaFreak

これでコンパイルはできたが,Webカメラがないので,続きは月曜日以降に・・・.

関連:
SourceForge.net: ARToolKit
Parallel Tracking and Mapping for Small AR Workspaces (PTAM)
工学ナビの中の人の研究と周辺 ゼロからはじめるARToolKit on VisualC++ 2008 Express Edition
マーカレスAR(PTAM)のソースコードを動かしてみた(WindowsXP VisualC++) | happymeme
自己満足なBLOG
工学ナビ - BACKYARD
DirectX SDK November 2007にdxtrans.hが入っていない件について - DenpaFreak
オラ検: DirectShowと戦うスレ Part 2 (990)
?マーカーレスAR技術「PTAM」をDVカメラで動作させてみる - program - 釣堀.net
PTAMをがんばってみる - 4403 is written

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