浅達性II度熱傷が完治した報告

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Clip to Evernote 浅達性II度熱傷が完治した報告

あれは忘れもしない12月1日.ああそういえば中学校1年生の12月1日に右足関節内果骨折をしたっけなぁ・・・.そんな12月1日の懇親会なのか忘年会なのか,別にどっちでもいいんだけど,そのような飲み会の席上で,火傷をしました.簡単な状況説明をすると,鍋で火傷しました.もう少し詳しく説明すると,鍋を取り分けようとして,取り皿を持ってお玉で汁を装っていたところ,器の縁から汁がこぼれて,グッツグツ煮えたぎったアンコウ鍋の汁が指にかかりました.そういう流れです.軽度の火傷は何度かしているので,いつも通りに流水で冷やして見たところ,水ぶくれっぽくなってはきたけど,それほど痛くなかったので,席に戻ろうとしたんです.いや,戻りました.しかしながら,冷やすのを止めた途端に襲ってくる刺すような激痛.これは今までに経験したことが無い類の痛みで,ヤバさを感じて,夜間救急に駆け込んで,治療を続けて,現在に至って,なんとか治ったような気がするので,治療を止めてみました.つまり,完治です.知ってましたか?完治って,傷が治ることじゃなくて,治療が終わることを指すそうです.なので,後は自然治癒でって状態になれば完治なんです.これ,豆知識ね.

というわけで,治療の過程を記録したいと思う.なお,写真を何枚か貼り付けていきますが,基本的にグロ画像なので,耐性のない方は閲覧されませんように.一応,サムネではなくリンク形式で貼っていきます.

まずは,今日現在の指の状況をご覧に入れます.だいぶいいです.これを見て「無理」って思ったら,他の写真を見るのはあきらめてください.絶対無理です.

これらは左手中指です.まだ赤みがある部分は痛いです.第一関節から上は感覚がちょっとおかしいです.昨年末21日に通院した際に,「じゅくじゅくしなくなったら,もう薬とかいいです」って言われていて,そのタイミングを探っていたのですが,そろそろいいかなと思ったので,今日から治療なしです.

ここからは事故直後に遡って,治療の過程を書いていきます.

まずは事故直後の12月1日の状況です.

これは夜間救急に飛び込んで,待合室で待っているときに撮影したものです.冷やしていないとジクジクと痛いので,フォーカスを合わせる余裕すらありませんでした.ブログネタのためにと思って必死で撮りました(ぇ.見た目上のグロさはまだ無いです.2枚目の写真は実に面白く,器に触れていた指の腹は全く火傷をしていません.その周辺がすべからく火傷していますが・・・.

で,夜間救急なので皮膚科の医者はおらず,普通に外科医の対応でした.重度の火傷は知りませんが,所詮はII度の火傷なので,薬を塗られてガーゼして包帯巻いて,はい完成.って感じです.って,簡単に書いてますが,事実そんなに簡単じゃなくて,薬を塗られるためには保冷剤を離さなくてはならず,その間の激痛たるや,貧乏揺すりは余裕です.指を切り落としてやりたいとすら思う痛みです.応急処置はこの程度で,翌日の皮膚科予約を作ってもらって,痛み止めの薬をもらって,というかその場で飲んで,新しい保冷剤をもらって,出てきたのがこの写真.

指3本まとめてグルグル巻きです.もうね.痛くて痛くて,どこが痛いのかも全然わからなくて,指3本ともまとめて応急処置されました.後日明らかになりますが,薬指は何ともなかったです.そして応急処置は終わったので,帰るわけですが,こんな重傷(後述)なのに,治療費は取るんですよ.それは当たり前ですが,この状況でどうやってお金を取り出せと!?というわけですよ.無理だろJK.なので,ポッケから財布をとってもらって,財布からお金を抜いてもらって,支払い完了です.2万円也.保険証があれば1万円だそうです.世知辛い世の中だぜ(後述).なお,帰りはあまりの痛みに耐えかねて,タクシーで帰るなど.痛み止めが効き始めた段階でさっさと寝てしまった.なお,朝4時には目覚めました.1度目覚めたら,もう寝れないorz.

翌12月2日,皮膚科を初受診.勝手がわからなかったので,朝8時に病院に向かうなど.病院に向かう途中の裏通りで,その病院の近くに住む通勤途中の友人にばったりと遭遇.なんたる偶然!それはそれとして,受付開始が8時半からなので,その10分前に程なく到着し,総合案内で「昨晩救急を受診して,皮膚科を受診するように言われている」と伝え,案内してもらい,受付を完了させる.この病院は大きな病院なのだが,予約制を取り入れていて,いわゆる大病院の待合室に患者がいっぱいという状況にはならない.待合室には精々5人くらいしかいない.かなり上手くやっているようだ.救急経由の予約が入っているとはいえ,通常の予約枠外に入っているので,ちょっと待たされ,呼ばれたのは9時半頃.診断はII度熱傷.全治2週間でした.このとき,中指はあり得ないでかさの水ぶくれになっており,ややショックを受けた.この写真はありません.ブログネタというモチベーション程度では撮影する勇気がありませんでした.ものすごいんだって.ででで.その水疱をどうしたかって,針でプスプスと穴を開けられました.しかも,水疱の中の水(液?)を押し出すために,ガーゼ越しにギューギュー押されましたorz.めちゃめちゃいたーーーい!水ぶくれは潰しちゃいけないって,ばっちゃが言ってた!うわーん!なお,薬指は無傷で,人差し指と中指が火傷でした.

それから,前日に支払った2万円は預かり金です.夜は会計が動いていないので,改めて精算をすることに.この日に精算をしたのですが,実質の治療費は2000円程度で,18k円くらい戻ってきました.良かったー♪それから,ここの会計システムは妙に発達していて,ATMのような機械に診察券を入れると支払いが出来る仕組みです.しかも,クレカやデビカが使えます.便利ー!売店ではedyやsuicaも使えるし,現金いらずの最先端設備が揃っていました.ハイテクだぜ.

翌12月3日,ガーゼ交換などで通院.2本まとめてだったのが,中指のみになる.

この日はこれでおしまい.簡単な治療です.

翌12月4日,今日は通院がないので,自分で治療をする日.ガーゼをとって,患部に薬を塗ってガーゼを巻くだけの簡単な治療です.この辺りから本格派のグロ画像です.要注意.

この白っぽくなっている部分が患部で,これがこの写真の状況の5,6倍に腫れ上がっていました.おーこわい.あとは下の皮ができて,上の皮がとれたら完治です.そして,長い戦いが始まる.

次は12月9日の写真.水疱がどれほど大きかったかを示すことができる写真.

2枚目がわかりやすいですが,これだけ皮膚が余っているということは,どれだけ水疱がでかかったかがわかるかと思います.ちなみに,この頃から見た目は酷いにもかかわらず,痛みはほとんど無い状況に突入する.

次は12月15日の写真です.人差し指がスーパー脱皮タイムに突入したところです.これはグロ画像じゃありません.唯一誰でも見れそう.

水疱部分は簡単にペリペリっとはがれていきます.かさぶたと違って,積極的にはがしていきたい.

続いては12月21日の写真.中指がスーパー脱皮タイムに突入したところ.シャワーを浴びながらペリペリしたら,ペリペリ剥けすぎて,大変に痛々しい惨状に・・・.

この赤みがかっているところが,皮膚がとれた部分なんですが,下の皮がまだ完全に出来ていないのかなんなのか,とにかく痛いです.内臓むき出しのような感じ.そして,こんな状態の指をexploit攻撃されたのです.心身ともに傷つくの巻.

12月26日の写真.この頃より,長いこと敬遠していた自炊を再開するなど.手を濡らさないようにビニール手袋を購入したのだが,この有様.

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フリーサイズなのに指が入らない件.しかも指が圧迫されて結構痛い.ガーゼがとれる日を夢見るなど.

年明け1月3日の写真.まだ治療は継続中です.赤みがかっている3カ所がまだどうしても痛いです.

そして,現在に至る.薬を塗るのを止め,ガーゼも止めました.触ると多少痛いけど,大丈夫だと信じています.炊事がサクサクできるのがいいです.なお,後片付けで洗い物をしていたところ,まだ外すには早かったかなとちょっと後悔してます.洗い物の時だけビニール手袋かな.

まとめ:
鍋物を取るときは気をつけましょう.火傷をしたらすぐに冷やしましょう.火傷は想像以上に痛いです.結局,12月1日に怪我をして,1月11日に治療を終えたので,全治6週間程度でした.これは重傷に相当します.うーん.重傷だったぜ.

それから,指に包帯を巻いた人を見かけても,ぎゅーって握らないように!痛いからね?

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