スクールカウンセリング('10) 第14回

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いよいよ最終回が近づいてきました.第14回は「スクールカウンセリングの課題と展望」です.今回の資料は平成19年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」から紹介されている.

まずはじめに,いじめの認知件数の推移が説明されている.平成17年度から平成18年度にかけて,急激に増加しているように見えるが,平成18年度からいじめの定義が「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。」となったことによる.なお,平成17年度までは認知件数ではなく,発生件数である.平成18年度から平成19年度にかけては減少しているが,それでも多くのいじめが認知されている事実がまだまだある.

続いて,学内外における暴力行為発生件数の推移が説明されている.平成12年に1つの山がある.また,学校内暴力は対教師暴力や器物破損が多かったが,平成の初めころから対教師暴力に比べ生徒間暴力が増えてきた.この調査も平成18年度から調査方法が変わっており,公立学校に加え,国・私立学校も調査対象となっている.平成18年度から平成19年度にかけては増加している.

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