いよいよ最終回です.スクールカウンセリングの第15回は「カウンセリングと宗教性」です.
最終回はさすがにクライマックス!あの河合隼雄先生がビデオで登場!河合先生と遠藤周作先生の豪華対談の映像が流されました.なんということでしょう!最終回も全力で行く感じです.
この回のキーワードは「魂」です.河合隼雄先生は以下のように述べられている.
「私がしたんでもないし,だれがしたんでもないけれど,非常に了解不可能な現象を起こす主体を考えたなら,魂と名付けるよりしかたがないわけです」
スクールカウンセリング('10) p.183
またユング派の分析家ひるまんは以下のように記している.
「たましい(soul)とは,ひとつの実体(サブスタンス)ではなく,ある展望(パースペクティブ),つまりものごと自身ではなくものごとに対する見方を意味している」
スクールカウンセリング('10) p.184
ということで,スクールカウンセリングを全15回受講したわけですが,なかなか考えさせられるものでした.教育の現場では色々な問題が起きており,そこで活躍するスクールカウンセラの役割も非常に重要なものとなっている.スクールカウンセラは単独でクライアントに向かい合うわけではなく,周囲の人たちや精神科と連携して,様々な扱いが難しい事象と向き合っていくんだと思う.