博士課程って競争率が関係あるところだったのか.全く意識していなかった.そうかそうか.だから上の方の人たちは「規定年限での学位授与」とか「学位授与率」とか,下らない目標を掲げたがるのか.そういう視点から見れば,博士課程生のハングリ精神は低迷しているかも知れない.それは競争率なのだろうか.
博士号を取得しても国内での就職が難しいことなどが、進学を敬遠する原因になっているとみられ、教育関係者からは「優秀な人材が進学しなくなる」「海外の企業や大学に人材が流出する」と懸念する声が出ている。
違うと思う.恐らくは,近年の超絶不自然な売手市場が根底にあると思う.往々にして,修士まで進めば,ほぼ自由にどんな企業にだって就職することが可能であろう.そのため,優秀な修士は博士に進学することなく,大手メーカ系企業に就職してしまう.結果,博士進学者が減ることとなるし,博士進学者のレベルも下がるかも知れない(これは一概には言えない).また,看過できない状況として,学部生ですら適度に優秀な者なら,大手メーカ系に就職できてしまう現状がある.こんな世の中では,厳しさだけが漏れ聞こえてくる博士課程に進学しようなんて,思う方が変態だろう.まぁ,博士は変態の集合だろうけど.
しかし、大学や研究所などの研究職ポストはあまり増えていない。「博士号取得者は協調性に問題がある」などのイメージを持つ企業も多く、採用を敬遠する傾向がある。
もうね.マジでこの偏見はどうにかした方がいい.メディアが扇動しているのか?博士のコミュニティは大変に社交的だと思うが,如何だろうか.強力なサブカルチャを持ち合わせているだろうし,なんといっても呑み会が大好きだ.思うには,ここでいう「協調性」というのは,博士号取得者を取り巻く周りの人が「劣等感を感じる」という意味ではないだろうか.能力差に圧倒されるのだろう.でも安心だ.オレみたいな凡人もいるし.多くの博士は協調性はあると思うけどなぁ・・・.たまに,「オレがオレが」的な人もいるけど.圧倒的に少ないと思う.