ガッカリだ.大変にガッカリした.絶望した.
秋田の応募条件は「39歳以下」「博士」の2点だけで、教職課程を修めている必要もなかった。今回採用される6人は30~40歳で、東京大や東京工業大、東北大など一流大学の出身者。
39歳以下の応募条件で,採用されたのは40歳?なんぞ.何が言いたいのかサッパリ理解できないのが,「一流大学の出身者」という一文.一流大学の博士卒でも,これだけ苦労しているといいたいのか,一流大学出身じゃないと,採用しませんよ!じゃん!という意味なのか.どういう意味で書かれているのか,読者のボクはこう解釈した.秋田県教委は大学の名前で選んだんだな,と.
「院生の間では大学院への入学は“入院”と揶揄(やゆ)される。研究職が得られなければ意味ないですから」と関西の国立大博士課程に在籍中の男性(28)は自嘲(じちよう)する。
本当にね.こういうことを発言しないで頂きたい.「博士なら研究職」という考えが博士の常識みたいな言い方.オレは全然違うぜ.オレは大学の教育職に就きたいんだ.決して,研究職に就きたいんじゃない.「大学教員=研究職」という偏見をどげんかせんといかんと思う.
県教委は「一般教員にはない知識や技術を活用しないのではもったいない。選考で模擬授業をしてもらったが、教え方も良い。本県高校生の力になれるはず」と期待を込めた。
1年後の成果報告を期待したい.「博士卒は教育者として不適格だ」という報告ではないことを期待したい.