CSEC42

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7月24~25日に福岡システムLSI総合開発センターで開催された,CSEC/ISEC/SITE/ICSS/SPTの合同研究会に参加してきました.福岡に自分の意志で行くのは初めてです.幼き頃に親戚が福岡在住だったので,来たことはあるはずなんだけど,記憶にはありません.

飛行機はスキップしました.便利でした.おさいふケータイ様々.行き帰り共に座席指定をしたんですが,「左下に富士山が見えます」という機内アナウンスを聞いたときの往路41Kに座っていたオレ,完全に負け組orz.

九州はやはり暑かった!ものすごい暑いという言葉でしか形容できない.なんと伝えていいのかわからないけど,暑かった.地下鉄は車内とクールルーム以外は,冷房が全く効いていなくて,しょんぼり.駅員さんは慣れているのだろうか・・・.電車を待っているだけで倒れてしまいそうだよ.ちなみに,福岡の鉄道はICカード化されておらず,来年春を目処に展開予定らしい.一応,えふカードは買ってみた.プレミアムがついて,良心的だぜ.

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それからそれから,セミが違う!関東みたいに「ミーンミンミンミンミィ~ン」じゃないです.クマゼミなのかな?よく知らないけど,鳴き声が違って,セミだけど,セミじゃねー!って感じでした.ビックリだ.

初日は午後からだったので,午前はボス達と筥崎宮に行ってきました.

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敵国降伏!逆光で撮りにくかったです><.この後,徒歩で九大に行ってきました.あわよくば学食に侵入しようかと思っていたのに,11:30からでした.というか,九大,人が少ないよ・・・.土地は広いし.廃墟が多いし.すごい学校だぜ.

会場はシーサイドももちっていうテレビ局がいっぱいあって,ヤフードームや福岡タワーがあって,あまつさえビーチまである,なんだかすごいぞリゾートアイランド的な場所.

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完全に夏だぜ!

初日の会場までの移動は,天神から福岡タワーまでバスで移動しました.そのバスがすごくて,路線バスなのに,高速道路に入りましたよ!カルチャーショックだよ!すごいよ!

以下,思い出の写真をピックアップ.

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発表は2日間共に,CSECを基本として,CSECの番組がない時間はSITEを聞きました.色々と参考になりました.以下,いくつかコメント.

マルチベンダ紙文書漏えい対策システムの一提案
各メーカとも仕様が違う上に,仕様が公開されていないから,こっちで色々できないよ!でも,紙文書漏洩対策をどげんかせんといかん.という話.印刷の場合と複写の場合の2つとも検討されている.ここでは印刷の話を取り上げてみる.

アプローチとしては,プリンタドライバを直接どうこうできないから,仮想プリンタドライバを準備して,そこを通して何かしようって.基本的なアプローチは仮想PDFプリンタと同じ.リンク先は一例.アクロバットが高額で買えない人は,Ghostscriptを通して,psにして,ps2pdfで無料です.自前でも作れます.sambaで組めば,共有ネットワークPDFプリンタのできあがりです.夏休みの自由研究に最適です.これらをパッケージにしたのが,PrimoPDFCutePDFクセロPDFですね.

閑話休題.画像データ(DIB)に展開して,そこで埋め込みを行うらしい.300dpiで変換すると言っていたので,解像度がまるで足りない.さらに,画像に変換してしまっているので,テキストデータ特有の情報が抜け落ちている.これはつまり何を意味するかというと,プリンタドライバは中で独自に色々な細工をしています.例えば,輪郭強調とか,フォントスムーシングとか,モアレ低減とか.そういうのが効かなくなる可能性が非常に高いです.言い換えれば,マルチベンダ対応にすることで,各ベンダの独自機能は使えなくなってしまっている可能性が高いです.ましてや業務用だとすれば,PSプリンタでPS フォントを持っていることも想定されるでしょうが,それも使えなくなってしまいます.また,画像データを直に流すらしいので,ネットワークプリンタだと, 帯域がかわいそうなことになりそうです.これについては著者らも問題として把握しているようでしたが,その解決策が「ベクタにすればいい」ということ で,EMFと言っていました.予稿にはpostscriptという言葉が出てきていますが・・・.

既に,多くの仮想PDFプリンタがPDFに出力することを目的とするならば,大変に高品位で透かしを埋め込むことが可能です.この出力先がPDFじゃなくて,実プリンタであれば良いだけの話なので,仮想PDFプリンタの技術というかアイディアがそのまま使えるんじゃないのかと思うんです.もっと手軽に,高品質超高速な仮想プリンタドライバが作れると思います.コメントです.

Context表現のための手法についての考察
セキュリティ系の研究会でこのような発表が聞けるとは・・・.ちょっとドキッとしてしまった.危なかったぜ.

類似コンテキストから仮説を得ると述べているのだが,よくわからない.オントロジ的に類似コンテキストが得られるのはいいとして,「似ている」以上の情報はどこから得てくるのだろうか.例えば,「山菜を採る→自分で育てる→畑を耕す」という山コンテキストは「魚を獲る」という海コンテキストに類似している.これは確かに,抽出可能であると思われる.だがしかし,「山菜を採る」と「魚を獲る」が似ているからと言って,「魚を獲る→自分で育てる」が「魚を養殖する」に結びつくのがよくわからない.それは恐らく,セマンティックに定義されているのではないだろうか.

メーリングリストへの投稿先アドレス無効化によるスパムメール防止
仕事が降ってきたので,仕事をしながら聞いていたので,根本的に勘違いかもしれない.でも,座長の質問も似たような質問だったから,聞き逃していたわけではないと思うけど・・・.メーリングリストに登録されているメールアドレスからの送信かどうかを確認するだけでいいんではないのだろうか.というか,メーリングリストにspamがきたことはないので,今ひとつ想定されている状況がわからない.

メンバの投稿を許すメーリングリストでは,外出先などから一時的にgmailやyahooメール,携帯電話,また,自宅に立ち上げたSMTPサーバなどを利用してメーリングリストに投稿することができなくなり,ユーザの利便性を損ねる.

と述べているから,そういう想定なのかもしれない.匿名で投稿できるメーリングリストを想定しているのか.なるほど.

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