2009年2月23日に,NIIの一橋記念講堂で開催されたUPKIシンポジウム2009に参加してきた.シンポジウムは10:40からやっていたのだが,午前中は学校に行く用事があったので,午後の第2部から出席しました.配布された講演資料集がちゃんとした簡易製本になっていて,しかも印刷がテカテカインクで,テラカッコヨス.参加費無料とか,太っ腹すぎます!お土産のUPKIポストイットも活用させていただきます!
さて,参加したからには参加報告をするわけですが,話の内容的にオフレコっぽいのがあったわけですが・・・.資料が公開されるかどうかもよくわからないので,資料を引用しない形で,雑感を述べていきます.資料が公開されたら,詳細なレポートを追記します.たぶん.
・特別講演:「インターネット事業を取り巻く環境と展望」
当然ながら,ビッグローブの宣伝からスタート.「残念ながら」苦労をされているようです.話の内容はUPKIではなく,ISPからみたインターネットとその先いろいろという感じ.y or nの広告について述べていて,「ちょwそのnは違うn」って突っ込みたかった.いや,わかってたけど.
飯塚社長のご講演を聴講するのは,これで2回目(初めては去年のNICTシンポ)なわけだが,特段真新しい話はないのに,とても面白い.ISPならではの視点に基づく発言がワクワクする.過激すぎて,書くとまずそうな気がするので,資料が公開されたら・・・.個人的には同意します.
・認証を用いた情報セキュリティ対策
情報セキュリティポリシを策定する際のサンプル規定集について.プロジェクトはこれでいいのかな?
・電子証明書の意義とサーバ証明書新プロジェクトの計画
ざっくばらんに誤解を恐れずに言えば,オレオレ証明書はダメだっていう話.概要を直感で伝えるとすれば,概ね間違っていないと思う.オレオレ証明書はダメだから,オープンドメイン認証局から発行された,要はUPKIの証明書を使っていこうという内容.それから,今後の展望も.UPKIの証明書を使ったとしても,運用次第では第五種や第六種のオレオレ証明書になり得る.その際たる例が携帯電話で,古い携帯の対応に問題があることは,WASFでも語られていた.
・Shibbolethを用いたフェデレーション構築計画
Shibboleth(シボレスって読むらしいよ!)のフェデレーションとUPKI-Fedについて.外国人の方で通訳付きでしたが,非常に聞き取りやすい英語で日本人に優しい!Libertyの資料はよく見かけるけど,Shibbolethの資料は見たことがないなぁ・・・.集めてみようかなっと.プロジェクトはこちら.
・認証基盤を活用したコンテンツサービスの展開
SSOってこんなにすごいんだ!ってのを,UPKI方面ではない人向け(むしろSSOを知らない人向け?)に実演を交えて啓蒙.インパクトがあって面白かった.個人的には,実演を見る限り,あのSSOは使いにくいと思った.機会があれば,書きます.
・パネルディスカッション
資料が出ないと書き辛いので,今は書きません.
まとめ:
事前の予想を上回る面白さでした.特段に真新しい情報はなかったけど,情報を整理できたから収穫はあったかと.UPKI使いたいなぁ・・・とSINET外から言ってみるテスト.
200902240104追記:
昼飯に食べた小学館地下にある七條のミックスフライ,1300円です.
開店直後の11:30ちょい過ぎに行ったのに,ほぼ満席で,店から出たら大行列でした.凄い店だ.
200903022314追記:
資料が公開されていました.資料を確認した後,追記します.
あ,自分もuPKIシンポジウム参加していました!!
事前に声をかけていればよかったですね.また次の機会には是非!
な,なんと!誰かいないかなぁ・・・と結構キョロキョロしたんですが・・・><.
今週はNICTシンポジウムにも参加しますので,お見かけの際は是非♪