ブログというソーシャルメディアとそのアイデンティティ

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4403個人の見解です.

ブログのエントリ各々には,アイデンティティなんて必要ないと思っている.エントリに必要とされるもの,というか絶対的唯一の価値は,そこに書かれる情報そのものの価値だと思う.だから,各エントリに確固たるアイデンティティがある必要はないと思う.

しかしながら,その各エントリの集合として存在しうるブログという1つのWebサイトは,それら各エントリから構築されるアイデンティティによって形成されているものだと思う.つまり,Webサイトのアイデンティティは内面と外面の両面から形成されていると思う.

これは何を意味するかと言えば,ニュースを紹介するエントリが多いブログは,ニュースサイトとしてのアイデンティティを確立するだろうし,日記ばかりのブログは日記サイトのアイデンティティを持つだろうし,2chまとめのコピペブログはそういうアイデンティティだろうし,アフィリエイトブログはそういうアイデンティティであろう.これらのブログサイトのアイデンティティは内面からのみ確立されたものだろうか.例えば,ブログ作者が「このブログでは日常の何でもないことを綴っていく日記です」と主張したところで,その作者の日常がプログラミング漬けであり,ブログの内容がプログラミングについてだったら,それは外面的にプログラミング技術系ブログになるだろう.Webサイトやブログサイトのアイデンティティは内面のみからは決定されず,外面からの影響を色濃く受け継ぐと思う.

そして,そのブログ作者のネット上におけるアイデンティティは,ブログのアイデンティティから色濃く影響されると思う.それは何故かって,結局のところ,エントリにアイデンティティが染み出しているからだと思うけど・・・.でも,アイデンティティがエントリを作るのではない.

今まで,何人かのブロガ(やそれに類する人々)とリアルで遭遇しているが,ネット上アイデンティティと実物のアイデンティティはそれほどに大きく違わない.id:naoeさんとは初対面でも楽しく話をしながら27時まで呑んだし,id:ihagさんは技術屋で技術が好き好きって感じで楽しそうだったし(そもそも認識されているだろうか.ブログ名刺を渡さなかったからなぁ),きっとid:next49さんとも美味い酒が呑めそうだし.

そういうわけで,こんにちは,そんな4403です.だいたいあってるでしょ?(今日,ここまでの成果.植物を庭に出した.16行書き換えた.よつばと!を読み返した.)

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