アシダカグモのはなし

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先日,北大の院生が研究室に来たんですが,その北大の院生はネイティブ北海道なので,ゴキブリを見たことがないんだそうです.「ネズミは見たけど,ゴキブリはまだ見ていない」と,ゴキブリを見てみたそうなことをいわれても・・・.好奇心って恐ろしいですね.世の中には知らなくても良いことがあるわけです.ゴキブリなんて,滅びてしまえばいいのに.

さて,そんな話の延長線上で,アシダカグモというゴキブリを食べちゃうすごいクモがいるらしい話になった.

アシダカグモはGKBRの一番の天敵として知られた生物である。何しろ本気を出せばGKBRよりも遥かに素早い動きと、目の前にGKBRが通り掛かる度に仕留めにかかるという勤勉性を持つため、軍曹が2~3匹家に住み着くとGKBRは半年でその家から完全に絶滅するという。そしてGKBRが全滅したことを確認した軍曹は、住人に謝礼を求めるでもなく颯爽とその家を立ち去るのだ。さらに、意外にも軍曹は基本臆病なので、自分から人を襲うことはない。万一襲い掛かったところで対人用の毒など装備 していないから、襲われた奴がGKBR野郎でもない限り負傷することはない。さらに、軍曹は自らのツバ(殺菌能力の強い消化液)でカラダを磨き上げる趣味があり、その肉体は清潔に保たれているのだ。そう、まさしく軍曹はGKBRに苦しむ人類を助けに現れた正義の味方(益虫)である。

アシダカグモ - アンサイクロペディア

どこからどう見ても,最強の益虫じゃないですか.こんな最強の益虫が存在しているのに,未だに同居人Gが駆逐されないということは,如何にGの生命力・繁殖力が強いかってことですね.

あーやだやだ.Gは駆逐されちゃえばいいのに><.臆病な人がGからの攻撃を受けないように防ぐのもセキュリティの研究だと思うのですが,なんで誰もやっていないんですかね?

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