続:ニセ学位

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プレミアAでニセ学位の特集をしていた.

「日本で学位が取るのが難しいから,(ニセ学位を)取った」と宣っていたが,学位がなんたるかを全く理解してない.DはDであって,○○大Dは××大のDに勝るとか劣るとか,そういうものじゃない.Dたるに相応しくない.

「手っ取り早くDを名乗りたかった」って,だからなんなの.それに一体何の意味があるのか.Dと名乗れば,一体何がどれだけ激変するのだろうか.少なくとも,オレは何も変わらないと思う.「すげー」って言われるかもしれないが,それ以上に一体何があるのか.Dは免罪符でも免許でも何でもない.ただの学位だ.足の裏の豆粒だ.

だから要するに,博士という学位はおかしいんだ.こういう金の取引に使えてしまうことがおかしい.その背景には,博士を有していないと大学教員になれないとか,企業研究所の研究員になれないとか,そういうのが問題.やめてしまえばいいのに.大学は最高学府の教育機関であるわけで,そこの教員には研究業績を認められた博士だけがなれるなんて,おかしいじゃないか.博士じゃないと大学生を指導できないなんて,絶対におかしい.非常勤講師の場合は,博士を有していない人も多い.ということは,教育者は博士を必須としていないように感じる.ならば,何故大学は博士ばかりを教員にするのだろうか.研究に重きをおく教員がいる一方で,教育に重きをおく教員がいたっていいじゃないか.それが大学のためになるのであれば.

一番よく分からないのは非認定大学という存在だ.何故,非認定なのに学位を授与しているのか.学位って,そんなに安っぽいものだったのか.その辺をはっきりとさせれば良いように思うのだが,大して調べもしないで書いてみる.

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