情報処理学会創立50周年記念全国大会

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3月8日から12日まで,東京大学本郷キャンパスで行われた情報処理学会創立50周年記念全国大会に参加してきた.

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今まで過去最高の参加者数を記録してた第70回大会を大幅に超える6202名の参加者を記録した今大会は,情報処理学会創立50周年を記念するに相応しい大会となった.このエントリでは参加したイベント等の話を書きます.

まず,IPSJ72本体初日の9日に行われた,大会挨拶・表彰式・認証式から.今回IPSJ72に足を運んだ主な理由として,この認証式を見に行くことにありました.もちろん,私が認証されるわけでも,表彰されるわけでもないので,私ではない誰かのためにです.今回,予想に反して,お目当ての方以外にも多数のCSEC関係者が受賞をされていましたので,ご紹介いたします.

まず,山下記念研究賞をKDDI研究所の竹森さんが受賞されました.学会活動貢献賞を日立の寺田さん,静岡大学の西垣先生が受賞されました.また,東京工科大学の宇田先生に感謝状が贈呈されました.

そしてお目当てはフェロー認証です.CSEC主査である東海大学の菊池先生がフェローを認証されました.

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「ブログに書くんでしょ~」とか言われながら撮影した襟章です.ブログに書いてます!おめでとうございます!どんどん偉くなってしまって,遠い存在になってしまいます><.

以上の通り,多数のCSEC関係者が受賞しました.みなさま,おめでとうございます!

翌日,午前は第15イベント会場のGoogle日本語入力を支える情報処理技術を聴講してきました.定員96名の部屋に対して,事前聴講希望者は580名を超えていたので,席を確保するべく9時半頃に行ったところ,人が全然いませんでした.ということで,余裕で席がゲットできたので,tsudaりやすい席を確保して,S8とドッチーカを使ってtsudaりました.使ったTwitterクライアントはTwjournalを用いました.ログはまとめていませんが,この辺りをご参照下さい

ためになったのは,実装に対する考え方.IMEはシステムに近い部分で使われていて,落ちると困るものである.そのため,クリティカルな状況にならないように作る必要がある.というのが一般的な考え方です.Google日本語入力の考え方はその逆で,クリティカルな状況になっても大丈夫なように設計したという話でした.それはセキュリティについても同じで,脆弱性を潰すのではなく,脆弱性を突かれても影響がシステムに及ばないようにSandboxの中に閉じ込めているらしい.なるほど.これを示すデモを発表中に行っていました.内容としては4秒ごとにかな漢字変換プロセスを殺すという非常識きわまりないものw.4秒ごとにプロセスが死んでも,問題なくかな漢字変換が継続できることを示すデモだったのですが,そんな状況に陥ったことがある人はいるはずもなく,どういう挙動が正しいのかを理解できなかったようで,会場との温度差がすごかったです.ボクはわかってましたよ!tsudaりが忙しくてリアクションできませんでしたが・・・.

さて,午後のイベントまでだいぶ時間が空いているので,食事をしたり学内をうろうろしたり.10日は東大の合格発表日らしく,掲示板前はものすごい人だかりでした・・・.そんな中,@iku_bloomさんがフリペを配っているらしい情報をキャッチしたので,探してみました.

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華麗にゲット!女子にしかフリペを配っていないのに,声をかける怪しい男.通報されなくて良かったです♪

さて,本日のメインイベント,第5イベント会場での情報システム論文執筆ワークショップです.中の人として,事務的な仕事と受付番をしました.

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配付資料100部(1800枚のA4用紙)を持って,会場入りです.めちゃめちゃ重いです・・・.

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この時間帯は裏番組に初音ミクがいたり,情報処理の「夢」があったりと,超強力ラインナップだったにもかかわらず,持参した配付資料100部はなくなりました!満員御礼です!多数のご参加を頂き,誠にありがとうございます!

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夜はひょうんなことから懇親会に出席することに・・・.各賞を受賞された方々もいらっしゃっていました.なお,@ipsj72の中の人にもお会いしました.なるほどねぇという方でした.

まとめ:
来年のIPSJ73は東工大大岡山キャンパスです.近いから,来年も参加できるかな?

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