第73回(2008年8月31日放送)のシンボルずで地獄教育をやっていた.リンク先はバックナンバーが置かれるであろうURLで9月8日以降になると見えると思います.
みうらさん曰く、昔は「地獄」について色々教育されてたけど最近はされてないから悲惨な事件が起きているのでは。そこで今回は現世にもある色々な「地獄」を紹介してみんなが犯罪に走らないように教育することに。
熱い!熱いよ!それは熱いよ!確かに,地獄教育らしきことはされてきた記憶がある.善人は天国に,悪人は地獄に.悪いことをすると地獄に堕ちて閻魔様に下を抜かれるだとか,針の山を登らされるとか,うんこ風呂に入らされるとか・・・.恐ろしいです.だから悪いことをしない.こういうのを恐怖による支配と呼ぶんですよね.キラの世界ですね.わかります.
でも,それは地獄に堕ちたくないから悪いことをしないという思考であって,天国に行きたいから良いことをするという思考ではない.それが地獄教育の限界.地獄教育によって畏怖の念を抱かせておいて,続け様に天国教育をすることによって,国民は善人へと進み歩むのではないだろうか.なんたるプロパガンダ.
何かを仕向けたり,そうさせようと思った時,恐怖で従わせることは教育的な側面から正しくないのだろうか.論理的に説明されても分からないような年齢に,「悪いこと」を直感的に認識させるのに,地獄教育は一定の効果を発揮すると思うのだが・・・.
その昔に言えば,夏休みの終盤というのは当然のように宿題がほとんどそのまま残っているわけで,宿題の解決を強制されるわけです.もっと分かりやすく言えば,「算数の宿題が終わるまで,おやつ抜きだからね!」ということだ.これは恐怖による支配ではないのだろうか.そうだ.オレは恐怖に支配されて育ったんだ.それが今はどうだ.自主性を尊重とか,ゆとり教育とか,夏休みは休むためにあるとか,終わらない量の宿題を出す方が悪いとか,全く以て狂ってる.親は教育の義務があるのだから,恐怖で支配してでも宿題を完結させる義務があるはずだ.
程度は違えど,世の中は恐怖が支配している.大学生は単位を盾に勉強を強要される.卒研生は卒業単位を牛耳られている.就活においては遅刻は致命的である.社会人は仕事に失敗したらクビか減給だ.
地獄教育はそれだけではダメで,その対となる天国教育が必要なんじゃないかと思う.言うなれば,飴と鞭.でも,地獄教育が先行するのだから,やはり鞭と飴か.