先日,IPSJのオンライン化について触れた際に,論文誌の新しいスタイルファイルはA4横で見やすいと述べたわけだ.再掲しますが,このような感じです.
見やすいですよねぇ.しかしながら,実際に執筆する側になってみると,途端に問題と出くわした.こんにちは,こんにちは.IPSJからフォーマットをダウンロードして,解凍して,ソースを弄ることなく,叩いたコマンドは以下の通り.
>platex sample.tex
>platex sample.tex
>dvipdfmx sample.dvi
>pdfopen --file sample.pdf
でてきた結果はこんな感じ.この様だよ.
なんてこったい.紙がlandscapeしてない・・・.くやしい.みんなAcrobatを使うんですね.金持ちですね.dvipdfmxなんてダメですか?ダメじゃないですよね?というわけで,調べてみた.
-lオプションですね.わかります.っておい!いちいちコマンド叩けってか!M's TeX Helperでボタンポチポチなのに・・・.というわけで,プリアンブルでどうにかならんかと調べてみた.
tex ソースのプリアンブルで次の1行を書けば、dvipdfmx に -l オプションを指定せずとも用紙を landscape にすることができます。
\AtBeginDvi{\special{landscape}}
あなたが神か!というわけで,LaTeXによる論文作成のガイド(第7版)にはこう書かれているので,是非最初から書いておいて欲しいと切に願うわけです.
このガイドのようにA4 横長のオンライン出版用の製版を行なうオプションは、現在は陽に指定しなければならないが、次回のリリースからはデフォルトとなる予定である。
LaTeXによる論文作成のガイド(第7版) p.1236 脚注2
こうして,世界は平和になったのです.