スタディスキルズ―卒研・卒論から博士論文まで、研究生活サバイバルガイド
著者: Kathryn L. Allen
訳者: 伊藤俊洋,黒澤麻美,伊藤佑子,吉田朱美
価格: ¥1785(税込)
出版社: 丸善 (2005/12)
ISBN-10: 4621076523
ISBN-13: 978-4621076521
発声練習さんがお勧めしていたので,即行で注文した.実は未だに読めていない.申し訳ない.忙しいという体の言い訳.また,同エントリー中で私のエントリーを取り上げて頂いて,誠にありがとうございます.お礼が遅くなって,誠に申し訳ありませんm(__)m.
さて,そんなこんなで全く読めておりません.一応,パラパラと全体に目を通してみました.
まとまった知識は本で得た方が早いよということ。
このようにお勧めされているように,全く以てこの本を1冊読めばよい.個々の細かい知識はブログなどの情報が優れる面が多いかも知れない.でも,まずこの1冊を読んでから,webの世界を探すのが良いだろう.スタディスキルズには研究をする上での基本がほぼ網羅されている.必要十分と言える内容になっており,これ1冊でも,学ぶことは多いと思う.
発声練習さんは4章の「批判的な読み方」をお勧めしていますが,ボクは敢えて3章の「情報検索」をお勧めしたいと思います.研究者が研究者足るためには,世界を広くしなくてはいけません.我々は我々が触れた世界しか知り得ることができません.世界中にどんなに素晴らしい研究成果があったとしても,それを知るまでは,その存在を知らないのです.それがそこにあるにも関わらず.だから,研究者になろうとするためには,そこにある情報を知る術を身につけなくてはならないと思うのです.未知のものをどのようにして見つけ出すか.そのサバイバルガイドが3章の「情報検索」に書かれている.
私がまとめたサーベイの仕方も「情報をどうやって見つけるか」を伝えたくてまとめたものです.情報はそこにある.でも,まだそれを知らない.その未知の情報をどうやって見つけ出すのか.論文の読み方ももちろん重要ではありますが,その読むべき論文はどこから来るのか?指導教員が常に与えてくれるのか?それは自分の研究と言えるのだろうか.自分の研究として,自分が自立して研究していけるようになるためには,文献調査こそ大事だと思う.だからこそ,私はこの「情報検索」を大事にしたい.お勧めしたい.
まとめ:
パラ読みですが,この本はお薦めできる.間違いない.オレのブログなんて読んでないで,この本を1冊読んだ方がいいよ.マジで.その上で,また読みに来て下さい.
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