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Ubuntu9.04でGoを動かす!

| Ubuntu9.04でGoを動かす!

たぶん,まだ誰も書いていなさそうだから,勢いで書いてみる.今日公開になったような気がするGoogleの新しいプログラミング言語であるGoをUbuntu9.04(x86_64)で動かしてみる.てか,最初は失敗したんだ.なのに,ここの説明通りにやったら成功したんだ.何も違わないのに・・・.なので,手順はそのままです.

$ cd ~
$ mkdir bin
$ export GOROOT=$HOME/go
$ export GOOS=linux
$ export GOARCH=amd64
$ export PATH=$PATH:$HOME/bin
$ source .bashrc
$ sudo apt-get install python-setuptools
$ sudo easy_install mercurial
$ hg clone -r release https://go.googlecode.com/hg/ $GOROOT
$ sudo apt-get install bison gcc libc6-dev ed
$ cd $GOROOT/src
$ ./all.bash
$ cat >hello.go <<EOF
package main
import "fmt"
func main() {
  fmt.Printf("Hello, Go!\n")
}
EOF
$ 6g hello.go
$ 6l hello.6
$ ./6.out
Hello, Go!
$

動いた.そんだけ.

関連:
The Go Programming Language
新プログラミング言語「Go」をCentOSにインストールしてみた « zaru blog

国際会議中のランチに,フランス人とイスラエル人といつもお世話になっている先生方2名と一緒に,お食事しました.こういう時の話題ってのは,「どこを見に行けばいい?」とか「何を食べればいい?」とか訊かれるわけです.世の常ですし,我々も海外に行ったら同じ行動をします.至極当然です.

その話題の中で,日本には地域ごとのヌードルが発達していると,日本の先生が発言していて,なるほどと思いました.なお,大雑把には4種類で,ソバ,ラーメン,ウドン,キシメンだと主張していましたが,キシメンはどうかと思います.one kind of ウドンだと思います.個人的にはチャンポン麺の方が気になりますし,ソーメンもあるので気にしてあげて欲しいです.

閑話休題.名物として,屋台でラーメンと焼鳥を食べるのがいいという話に.で,それを説明しようと思ったんですが,焼鳥って英語でなんて言うんでしょうね?と思いつつ,色々と遠回りに説明していたら,イスラエル人が「シシケバブ?」と.おーおーおー.そうか,焼鳥はone kinf of シシケバブと説明すればよいのかと.これはタメになる.なお,英語ではなく,アラビックだそうです.また,「シシ」は"piece"を意味するそうで,「ドナ」は"layer"状のものをいうんだそうです.勉強になります.

ちなみに,どうでもいい話かもしれませんが,ナルトが食べ物だと認識されていませんでした.マンガとアニメとしては認識されていました.なお,フランス人はドラゴンボールが好きだそうです.ジャパニメーション人気は未だ健在です.

1年総決算エントリを書き始める時期になりました.今年はいろんな言語を扱いました.

  • C
  • Java
  • JavaScript
  • LaTeX
  • NQC
  • Perl
  • PHP
  • Prolog
  • XHTML + CSS

この中で苦もなく書けるのは,やはりC言語.難しいことをしなければ,リファレンスを読まなくても書けます(ぇ,それ普通?).入門してすぐに挫折したのは,Objective-C.オブジェクト指向が苦手なオレとしては,ありゃダメだ.今年はVBを書かなかったけど,年明けになると書かざるを得ない状況になるのかなぁ・・・.予め想定で書いておけばいいのかな?実家にはVB環境がないな(ぁ.

それから,(X)HTMLやらCSSやらは,相変わらずvalidな記述を心がけてます.W3Cの甘さに喜び,Another HTML-Lintの厳しさに半ベソです.マイブームはXHTML 1.0 Strictです.「まだ1.1じゃないのか」というツッコミは躱します.そうこうしている間に,XHTML 2.0やらHTML 5.0が出てくるでしょう(いつの話だ).

それから忘れてはならない言語は英語と日本語.相変わらず英語のスキルは向上していない.言ってることはだいたい理解できるのだが,喋ろうと思っても言葉が出てこないのはどうにかならないのだろうか.シナプスが一方通行になっているのだろうか?なお,日本語のスキルは社会人仕様になっているはずなので,少しは向上していると信じたい.

文章は接続詞で決まる

文章は接続詞で決まる
著者: 石黒圭
価格: ¥798(税込)
出版社: 光文社 (2008/9/17)
ISBN-10: 433403473X
ISBN-13: 978-4334034733

やっとこ読み終わった.真面目に読もうと思うと,かなり重苦しくて進まない.説明を読んで,例文を読んで,再び説明に戻って理解し,例文を確認する.この工程を繰り返すことになるので,単純に普通の新書に比べて約2倍の時間を要することになる.ぐふー.こんなペースではいつになっても読み終わらず,未読本が積み重なる一方なので,途中から飛ばし読みに切替えたので,中間部の理解は薄いかも知れない.でも,中間部は辞書的な理解でもいいかもしれないと思ったので,果敢に飛ばしてみた.事実,索引が付いているので,辞書的な活用ができるようになっている.この本はセマンティックWeb的なアプローチで知識獲得やら文書解析やらを発言ネガ/ポジ分析やらをやろうとしたとき,基礎中の基礎として役に立ちそうだ,直感で理解して,購入した.正に,情報考学だ.Passion For The Futureだ.

この本は全11章で構成され,そのうち第3章~第6章を使って,接続詞の分類を行っている.また第7章では文末の接続詞,第8章では話し言葉の接続詞について述べている.

本書では,接続詞を大きく四つのタイプに分けます.「論理の接続詞」「整理の接続詞」「理解の接続詞」「展開の接続詞」です.また,特殊なものとして「文末の接続詞」と「話し言葉の接続詞」を取り上げます.

文章は接続詞で決まる p.56 ll.4-6

当然ながら,いつも当たり前のように使っている接続詞をこのような形で見直すと,不思議な気分になる.書いてあることは至極当然のことで,どこかでそうだと直感で理解して使っているのだろうが,改めて文章で説明されると,「なるほど.奥が深い」と再認識させられる.各章で各接続詞がどのように説明されているのかについては,実際に読んで理解して頂きたい.ここでは,その中でも特に注意したい点について,引用したい.

「しかし」は逆接の接続詞の万能選手であり,逆接なら何でも使える便利な形式です.(中略)にもかかわらず,「しかし」一辺倒で押しまくり,文章を平板にしてしまうのは,あまりに惜しい気がします.「しかし」が筆癖になっている人は,他の逆接の接続詞で表現できるよう,ぜひ意識的にトレーニングしてみて下さい.

文章は接続詞で決まる p.85 ll.3-8

しかし,「しかし」を使ってしまう.難しい.だが,そこに甘んじてしまってはならない.常に注意し,気を配りたい.でも,継続できるだろうか.(良くできた例文かな?そうでもない?)

日本人の英語

日本人の英語
著者: マーク・ピーターセン
価格: ¥735(税込)
出版社: 岩波書店 (1988/04)
ISBN-10: 4004300185
ISBN-13: 978-4004300182

大変に有名な本で,前々から買おう買おうと思っていた.この度,やっとこさ手に入れた.手に入れた理由は車中で読む本がなかったから.そんなモチベーションで買ってみました.切っ掛けは重要.

この本はすごくって,京大の新入生に薦める50冊の本にラインナップされている.

日本語の堪能な英語のネーティブスピーカーが、英単語のニュアンスや、冠詞・定冠詞の意味、使い分け、前置詞 の本来の意味などを絶妙な日本語でユーモアたっぷりに解説してくれている。英語の本質がわかると言っても過言ではない。(中略)語の本質を知るという点では、全学共通科目の英語の講読なんぞ 100 年続けても、この1冊には適うまい。

平竹 潤先生(化学研究所) - 新入生に勧める本

手放しでべた褒めである.しかも,amazonのランキングでは常に上位(しかも,1位とか2位とか)をウロウロしている.忘れてはならない.この本の初版は1988年である.20年経っても色褪せない珠玉の書物と言える.まぁ,内容が色褪せない言語のことですからね.

真面目なレビューは他の人に任せるとして,オレは違う視点から.いやぁ,自分の英語力の無さに辟易しました.本書の序盤で不定冠詞・定冠詞・ゼロ冠詞について丁寧な説明がある.実に序章から6章までを使って説明している.なんたる丁寧さ.それはそうです.日本人はa/theを使い分けられないことで有名です.えぇ,私も例に漏れなく,全く使い分けられません.よく分かってません.留学生に英文添削をしてもらうと,だいたい1行目から赤が入ります.どうしようもないです.

そんなボクでも英論文を書かなくてはならないので,書くわけです.でも,ひっちゃかめっちゃかなので,さすがにa/theくらいは使えたいなぁと思うわけです.で.読んでみたのだが,ハッキリ言って,わからん.いや,例文や説明していることはわかるのだが,使えない.使えないってことは,分かってないんだ.だから,分かってない.というか,読めば読むほど分からなくなっていく.どうしようもない英語力です.というわけで,不定冠詞・定冠詞・ゼロ冠詞は相変わらず使いこなせていません.きっと.

続いて,14,15章では関係詞・先行詩・関係節の説明があり,これまた素晴らしい内容なのだが,やっぱりわからない.理解できない.いや,理解しているはずなんだが,使えない.使えないなら,理解していない.だから,理解していない.なんだこれ.

17章以降は実は分かってなくても,即戦力で使える話が書いてあるので,とても参考になる."Especially, ..."なんて,実際に使ってるし,"as a result"とか"therefore"とか多用しすぎてて,ワロス状態なので,この点ではすぐにでも改善が期待できそうだ.全く以て,本質は理解できていないが.

目から鱗だったのは,最後の20章.日本人の名前についてだ.

日本の科学者がAlbert Einsteinのことを日本語で論じるとき,皆,アルベルト・アインシュタインといい,日本語だからといって,アインシュタイン・アルベルトという人は,まずいないであろう.しかしながら,同じ科学者の中では,英語だからというのでHideyo Noguchiと,逆さまにする人が少なくなかろう.

日本人の英語 pp.187-188

確かに確かに.すぐに日本人の名前はひっくり返ります.いや,オレもひっくり返ってるけど.中学英語でそう習ったからなぁ・・・.中学なんて,習ったことに疑問を持つようなお年頃じゃないしなぁ・・・.この後に,何故ひっくり返ってると良くないかの理由が述べられている.

アメリカのニュースでは中国人や韓国人の名前は,Mao Tse Tung(毛沢東)とか,Kim Dae Jung(金大中)といっているのであって,けっしてTse Tung Maoとか,Dae Jung Kimとはいわない.ところが,日本人の名前になると,おかしなことにYasuhiro NakasoneとかNoboru Takeshitaとなってしまうのである.これは日本人自身が順序を逆さまにしてきたから,そうなっているにすぎないのである.しかし,そのために,ふつうのアメリカ人は,これが日本人のほんとうの名前だと思い込んでしまっているのである.日本の国際化のためには,このような明治時代からの考え方をこのあたりでやめてもよいような気がするが,どうであろうか.

日本人の英語 pp.188-189

早速,メールの署名はMYOUJI Namaeに変更しました.これで名実ともにKYとなります.次に書く論文から,日本人の名前を正しく海外に伝える努力をしようと思います.

パソコンの画面の文章を複写して別のファイルに張り付けるコピー&ペースト(コピペ)の横行が教育関係者を悩ませている。昨年、小学生の読書感想文でもコ ピペが発覚。大学生の間では日常的に横行しているとも指摘されており、盗用が疑われるリポートが半数を超えた大学医学部も。モラル低下を嘆く声が漏れるな か、コピペ対策ソフトも登場した。

NIKKEI NET(日経ネット):社会ニュース-内外の事件・事故や社会問題から話題のニュースまで

オレはコピペの何がダメかって,何も考えずに,結果だけを得ようとしている根性がダメだと思う.だから,出所を辿ればどこかのコピペかも知れない文書でも,一見するとコピペに見えないのであれば,それはそれで何かしらの努力が背景にあるわけで,いいんじゃないのかなと思ったりもする.だかしかし,そういう細工すらせずに,丸々コピペありがとう的なレポートが存在している現状は看過できないし,毅然とした対応を取らなくてはならないと思う.

コピペをするのだって,それなりに考えなくてはいけないし,どこが必要でどこが不必要かは判断しなくてはいけない.そういうことが出来るということは,問題を理解していると言える.また,一見するとコピペと思えないようなコピペは,一旦自分の知識として取り入れて,必要なものだけを再整理して出力したともいえる.だとするならば,それは自分の知識となっていると言えるのではないだろうか.

こうなると問題になるのは,人から人のコピペである.要するに,出来ている人のレポートをコピペしたものをどうするかだ.この手の問題は,どっちがオリジナルかハッキリとしない点である.日頃の受講態度や他のレポートと比べれば,おおよその見当はつくが,絶対的な確信は得られない.この手の問題はどう解決するべきだろうか.喧嘩両成敗的に,写した者も写された者も両成敗にし,写されないような努力を促すわけだが,それでいいのだろうか.ボクはノーアイディアだ.

ところで,これについて2chで盛り上がったまとめがあるのだが,なかなか面白い視点である.

11 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 16:15:50 ID:tdIx4vdk0
感想文はたくさん書かされたけど、感想文の書き方を教わった記憶がない

20 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/07/11(金) 16:18:40 ID:QY/2tBot0
>>11
あるあるwww

54 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/07/11(金) 16:38:04 ID:2n5S7gFm0
>>11
確かに教わった記憶がないなw

48 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 16:36:07 ID:0eSXImnI0
感想文の書き方

1.あらすじを書く
2.最後に「面白かったです」と付け加える

59 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 16:40:00 ID:OCKERccpO
>>48
それ何て俺の小学時代?

233 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 18:50:07 ID:vnCBdc2n0
小学生にやらせたら9割方が>>48だなw

越えられない壁( ゚д゚):小学生も読書感想文をコピペ ネット丸写し横行で悩める教育界

全く以てその通り.オレも読書感想文は嫌いだった.>>48それなんてオレ.読書感想文の書き方なんて習ったことはない.だから,小学校時代はあらすじ+「面白かった」だった.中学に入った頃だったか,読書感想文の入賞作品を目にすることがあった.まぁビックリだよね.「ぇ?あらすじじゃないじゃん」って.それ以降,文章を書くことに興味を持って,国語の重要性を理解したという辺りだろうか.薄っぺらいな,オレ.

99 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 16:54:57 ID:t+i8XTwP0
コピペ発覚しても罰与えるみたいなことは何もしないんだろ?
ナメられてんのが分かんねーのかよ?
厳しくしないかぎり学力も想像力も一般常識も低下の一途だよ日本は。

109 名前:名無しさん@九周年[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 16:59:47 ID:k0RNPU9M0
>>99
そもそも、日本の国語教育は文章の書き方自体教えていないだろう。
入試で小論文を課せられて、高校生になって初めて文章の書き方を習う。
それも予備校で、というのが実態。
入試で使わないなら、そのまま大学に入る。

247 名前:名無しさん@九周年[] 投稿日:2008/07/11(金) 19:12:44 ID:TTFRBhzc0
>>109
そうなんだよね。で、大学でもそのままスルーされるから
そのほとんどがまともな日本語を書けずに社会人になる。

もしかすると、教師自体が論理的な文章を書けないのでは?

越えられない壁( ゚д゚):小学生も読書感想文をコピペ ネット丸写し横行で悩める教育界

全く以て,国語だ.国語は大事だ.絶対に国語だ.英語なんてやっている場合じゃない.母国語もまともに扱えないような国で英語を教えてもものにならないだろう.日本が本当に英語を身につけさせようと思っているなら,公用語を英語にしないとダメなんじゃないだろうか.いやいや,英語が云々はおいておいて.やはり国語だ.国語教育の強化は絶対だと思う.それは大学も同様で,小中高と国語の授業があるのに,大学で国語の授業がない理由がサッパリ分からない.国語こそ教育の基礎であって,大学の一般教養科目の必修に据えておきたい.

まとめ:
上手く書けなかった.言いたいことが表現できていない.別に,国語国語!ってエントリーを書くつもりじゃなかったのに・・・.要するに何が言いたかったかというと,「分からないことを分からないままにしないで,分からないときに分からないことを知ろう」ということ.そんな話,どこにも書いてないじゃんね.

まとめもあったりして,完全に出遅れてるけど,書いてみる.

最もタメになる「初心者用言語」まとめ - UK is not Britonish - ハチロク世代

色々と定義の問題が出てきそうです.「タメになる」とはなんぞや.「初心者」とは何の初心者か.などなど.その点はオレオレ解釈でいきたいと思います.

「タメになる」の定義は「その後の人生において有益である」としましょう.「初心者」とは「言語を扱うことに対しての初心者」としましょう.

どこからどう考えても,最もタメになる「初心者用言語」は母国語だろう.日本なら日本語.常考.まず,何事においても,土台は必要である.その土台たる言語を身につけなくてはならない.JavaScriptだけで,Perlだけで,PHPだけで,自分の意志を正確に伝えることができるだろうか.その中では,日本語なり,英語なり,ドイツ語なり,なんなりの言語が介在しているのではないだろうか.

日本語を取得すれば,少なくとも,この世の中にある日本語で書かれた文献を読むことができる.知識を獲得できるし,日本語という共通の言語を扱う人たちと意志の交換もできる.会話ができる.

そして,何よりも忘れてはいけない.日本語でアルゴリズムすらも書ける.「日本語はプログラミング言語じゃないから,アルゴリズムは書けない!」なんて,とんでも思考の人はどうやってアルゴリズムを学んだのだろう.日本語のアルゴリズムはコンピュータで走らないかもしれないだけで,歴としたアルゴリズムである.プログラミング言語と諸国言語の違いは,コンピュータで走るか走らないか程度の差しかないんじゃないだろうか.

そんな理由で,オレは「母国語」をプッシュしてみる.きっと,お題としては「プログラミング言語」という暗黙があったような気がするけど,KYでok.

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