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平成22年度第1学期単位認定試験

| 平成22年度第1学期単位認定試験

今日から全国的に放送大学の単位認定試験です.初日1限目のスクールカウンセリング('10)を受験してきた.今回から問題の持ち帰りが可能になっている.そのため,各教科の出題傾向が変わることが懸念された.

結果としては,出題傾向が変わり,五者択二から,四者択一に変更された.出題は全10問で,誤っているものを選べが5問,正しいものを選べが4問,自習型問題から1問であった.問題は「無断転載を禁ず」と書いてあるので,掲載しない.そのうち,暇ができれば,答え合わせということで,必要な範囲で問題を引用しながら解説したいと思う.たぶん,しないけど.

なお,今回から文京学習センターは仮移転のため北区の浮間舟渡に移転している.距離的には遠くなったのだが,移動時間は短くなった.今までは茗荷谷の筑波大学構内にあったため,歩いて通っていたため,40分近くかかっていたが,浮間舟渡駅前の仮校舎はdoor-to-doorで40分かからない.アメーイジング!

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また仮校舎は元小学校なので,エアコンがなかったらどうしようかと思っていましたが,ちゃんとありました.設定温度が高めでちょっと暑かったですが.机や椅子が筑波の時よりも良くなってましたw.

この後,最終の8限に生徒指導('06)があるので,それも受験してきます.なんでこんな試験割を選んでしまったんだ(放送大学は受講科目を登録する際に,すでに定期試験日程が発表されているので,定期試験に合せて受講科目を選ぶこともできる).茗荷谷にあったとしても,おかしいだろw.

201007252217追記:
8限の生徒指導('06)を受験してきた.放大で初めての記述式試験です.ドキドキ.設問は「生徒指導のあり方」で,700字から800字で書けというので,780文字くらいで爽やかに書ききってきた.書ききったので,余裕で途中退出してきた.小論文は悩んじゃダメだよね.書ききらなきゃ.ちなみに,解答用紙が方眼目じゃなかったので,文字数があってるかは非常に不安.16文字×25行になっていたけど,1行が16文字かどうかが怪しいw.

201007271554追記:
2日目5時限目の心理カウンセリング序説('09)を受験してきた.全10問で四者択一.出題は通信指導問題,自習型問題と似て非なるもので,いいようにもてあそばれたような気がする.実に出題文の雰囲気が似ており,類似問題を彷彿とさせつつも,全く違うことを訊いている.これは厳しい.心理学の試験こわいよ・・・.心理的誘導をされている気がするorz.

5月12日の笑ってコラえての日本列島検定試験の旅でIC3という世界共通の資格試験があることを知ったので,資格マニアとして勢いで受けてきた.IC3とは以下のように説明されている.

IC3(アイシースリー:INTERNET AND COMPUTING CORE CERTIFICATION)は、今まで漠然と判断されてきたコンピュータやインターネットに関する基礎知識とスキルを総合的に証明できる世界共通の資格試験です。 2002年2月にアメリカでスタートし、日本では同年11月より開始。現在では世界110か国以上で実施されています。

また、IC3はCompTIAやACE(アメリカ)、OCR(イギリス)公認の資格であり、国際的にも信頼性の高い指標として評価されています。

IC3 IC3とは

よく考えずに勢いで申し込んでしまったので,今となってみれば後悔の塊である.この試験はレベルが低すぎる.CompTIAに評価されているという時点で,CompTIAよりも格下の試験であることに気づくべきだった.gooのIT関連資格取得難易度分布表を見ても1番下である.この表での最高難易度の資格を持っている人間が受けるものではなかった.実に悔しい.学割を使っても3科目で12600円だというのに・・・.しかも1日丸々使うなんて・・・.

それはそれとして,申し込んでしまったので受験してきた.受験地は有楽町のOTCです.パソコン教室みたいでした(通ったことないけど).3科目一括受験なので,朝から夕方までガッツリです.守秘義務契約に同意したような記憶があるので,試験内容については書けない気がします.全体的な印象でいえば,良くできた教材だなぁと.

で,結果なんですが,これまた悔しい.

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合格するには合格しました.何が悔しいかって,その内容です.満点が取れませんでした.以下,3科目の試験結果レポート.

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なんということだ!満点が取れなかった事実が受け入れがたい.悔しい.とりあえず言い訳をしておくと,Living Onlineの問題はおかしい.おそらくあの問題はあれを選ばせたいのだと思うが,情報セキュリティスペシャリストのオレに言わせれば,あの問題に解答はない.どれも間違っている.そんなセキュリティは幻想です!何が安全なのかと問い詰めたい!あと,WordとExcelとPowerpointを使った実技のようなことも出題されるわけですが,ぶっちゃけ,知らない機能が結構あるぞ?「え?そんなことできたの??」みたいな機能がいっぱいあった.まだまだ研鑽が足りないということだろうか.

正式な認定証は4~6週間で郵送されてくるそうです.それはそれでいい.ちなみに,IC3に合格したので,IC3認定インストラクターになれるかと思って調べたら,無理だった.指導に必要な知識とスキルの条件は以下の2条件を満たすこと.

  • 最新のIC3 3科目に合格している
  • CompTIA A+、または経済産業省認定国家資格である情報処理技術者試験に合格している

IC3は今回合格して,情報処理技術者試験はSCやNWで十分に満たされる.対して,指導に必要な指導能力の条件は以下の3条件のいずれかを満たすこと.

  • IT教育部門において2年以上、年間300時間以上の指導経験を有し、その職歴証明書を提出できる
  • 学校法人において3年以上の指導経験を有し、その職歴証明書を提出できる
  • MOT、またはCompTIA CTT+ の証明書を保有している

これが満たされない.オレ,学校法人に勤務して3年目なので,3年以上の指導経験に足りない.残念!!!実に悔しい.ちょっと足りない.実に悔しい.ちょっと足りない.悔しいことなので,2回繰り返しました.

まとめ:
いわゆる丸の内OLのお姉さんに「では頑張って下さいね~」と3回言われるために受験したようなものです.てか,今日OTCでIC3を受けた人はオレ1人なわけで,完全に特定されてますね.別にいいけど.

去る27日に放送大学の単位認定試験を受けてきました.受けたのは教育社会学('07)です.放送大学の単位認定試験を受けるのは2回目なので,特になにか述べるようなことも・・・.

出題は15問で四者択一問題でした.今回は問題が持ち帰り不可(インフル的な意味で)なので,自己採点ができませんが,結果は上々と思われます.というか,常識的に考えればわかる問題が大半で,テキストから出題されるのは数問でした.パーテンと高等教育の生い立ちくらいだろうか?

で.試験時間は50分で30分経過すると途中退室できるのですが,こういう形式の問題なので,時間をかけて考えれば答えがわかる類ではないので,ぶっちゃけ10分もあれば終わってしまうわけです.壮絶に暇です.感想文を書くスペースでもあれば暇つぶしができるのですが,そのようなスペースが足りない.

来学期もがんばりたいと思います!えいおー!

すでに報告の通り,無事に平成21年度秋期試験において,ネットワークスペシャリスト(NW)に合格したので,総括したいと思います.すでに漏らしていますが,総括できる立場にはないです.

出題と採点
まず述べたいのは午前Iです.午前I受験者の突破率(該当試験受験者に対する合格者の割合)がわずかに36%しかありません.どうしたことだ!他の試験の状況も見てみると,情報セキュリティが36%,ITサービスマネージャが36%,システムアーキテクトが48%,ITストラテジストが55%という結果になっている.これはひどい.STやSAは高度区分の中でも比較的レベルが高い試験なのだが,それでも突破率は50%程度に低迷している.過去の資料は無くなっているので調べにくいが,H21春期のSC試験は午前I突破率が77%だった旨の記録がある.また,NWの午前II受験者は10222人で,午前Iが3414人であることから,実に午前II受験者の67%は午前I免除者である.

この結果から鑑みるに,高度区分を受験するに相応しい実力の持ち主は,順当に午前I免除となっており,午前Iの突破率が低迷しているのは,高度区分に対応する基礎的な知識が大きく欠落している人が多数いることに起因するものと思われる.午前Iは高度区分共通試験となっているので,幅広い知識を問われる反面,出題レベルは3であり,応用情報技術者試験(AP;旧ソフトウェア開発技術者)と同レベルの出題なので,午前Iが突破できないということは,高度区分を受けるに相応しい基礎知識がないと言い切って間違いない.

対して,午前IIは各分野毎の専門試験となり,レベル4の問題が出題されるが,突破率は88%であり,警戒するほどではない.午前Iを突破できれば,ほぼ問題なく午前IIも受かると思われる.しかしながら,突破率は100%ではないので,慢心しているものがいると思われる.なお,午前IIはSC試験との重複出題があるようなので,NWとSCは密接な関係にあることがわかる.多くの人は双方の取得を目指しており,どちらを先に受験するか程度の差しかないと思う.SCは年2回なので,受けやすいですね.

午後試験については,iTECの講評を紹介するにとどめたい.講評できるような立場にない上に,選択した問題以外は本当にわからなくて選択していない(逆に言えば,選択した問題は消去法で残されたに過ぎず,得意というわけでもない)ので,実に全く解説することができない.私の選択は午後Iが問2,3で,午後IIは問1です.講評によれば,選択眼は悪くないようです.

ところで,2chでも話題になっていますが,午後II問1のIPA公式解答例がよくわかりません.詳しく問題と照合して確認していなかったこともありますが,解答例と自分の解答を照らし合わせる限り,合格している気配は微塵もなく,こてんぱんにされたと思っていました.しかしながら,実際には70点という比較的まともな成績を収めていることから,別解があるかまたは相当甘い採点が行われたとしか思いようがありません.別解があること自体は構わないと思いますが,できることならば解答が発散しない方向に修正して欲しいです.どんな解答を求めているのかがいまひとつ判然としない問題や設定される前提条件が不十分で答えにくい問題がありました.

先に少し触れましたが,NW試験にはSC試験級のセキュリティ知識を問われることがあります.これは逆にSC試験でNW試験級のネットワーク知識を問われるので,お互い様と言えます.しかし,例えば午後II問1ではPKIが出題されており,単純なネットワークだけの知識だけで解くのは難しく,セキュリティの知識が必要になると思います.これは今後もこの傾向が続くと思われます.最早セキュリティは基礎知識の一部と見るべきだと思われます.その点からしても,NWとSCの両方を受験する意味は深いかと思います.

勉強方法
正直さっぱりわかりません.2chでは日経NETWORKがお勧めされていました.教材や対策本ではないですが,良い選択だと思います.継続的な勉強が必要であるという意味でも,月刊誌を選択するのは悪くないと思います.私自身が使った(嘘,買った)テキストは,技術評論社のパーフェクトラーニングです.実際問題,使っていないので,なんとも評価しづらいのです.書店でこれを選択した理由を述べますと,これまた古い話ですが,平成18年度試験においてSIPでけちょんけちょんにされたので,その悔しさをバネに,SIP/VoIPを解説している本を選んだまでです.なお,実際にはSIP/VoIPを厚く解説している対策本はチェックした中にはなかったので,対策本で勉強するのは難しそうです.それから,アイテックの徹底解説の2006年版は準備してありました.これは平成18年度に受験した際に使用したテキストです.ぶっちゃけ単なる過去問集ですが,解説は悪くないと思います.

個人的にお勧めの勉強法は,実際に手を動かすことだと思います.サーバを立てて,ネットワークを組んで,いろいろとやってみる.これが1番の勉強法だと思います.

まとめ:
今回は本当に無勉強で挑んだわけですが,合格できたということは,それなりに地力がついているのかなと思っています.サーバ管理やネットワーク管理で遊んでみるのも悪くないものです.

関連:
[参戦]平成21年度秋期情報処理技術者試験 - 4403 is written
[直前情報]平成21年度秋期情報処理技術者試験 - 4403 is written
平成21年度秋期ネットワークスペシャリスト試験 - 4403 is written
[結果]平成21年度秋期ネットワークスペシャリスト試験 - 4403 is written
情報処理技術者試験 本試験講評:本試験速報サービス (自動採点サービス) | iTEC (アイテック)

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あざーす!

平成21年度秋期の高度試験の1つであるネットワークスペシャリスト(NW)試験を受けてきた.無勉強だったことを予め言い訳させて下さい.専門家たるもの,勉強して受かるようじゃダメだと思っている.

午前I
春期SC合格に付き,免除です.受験票には明確に書いてない,というか誤解させるような書き方になってますが,午前I免除の人は午前IIが間に合うように行けばいいです.

午前II
たぶん簡単でした.過去問をやっている人なら余裕でしょう.解答が出てます.問3,14,24が死にました.問3はともかく,14は計算間違え,24は自分を信じ切れなかった.どうしようもないクズだな.とりあえず,午前は突破.

午後I
90分で3問中2問を選択して解答します.問1は「ネットワーク障害解決」 で,問2は「メールシステム移行」で,問3は「eラーニングシステム増強」でした.オレは問2,3を選択してきました.概ね,どの問題を選択するかは,穴埋め問題がどれほど埋められるかを目安にしているのですが,これほどまでに埋められなかったのは初めてです.問2のポート995はかなり苦しいです.2chでも評判です.オレはできたけど(自慢).しかしながら,自信がない.確証を持って午後Iを突破したといえない.この状況はかなりまずい.ちなみに,問1は図2を見た瞬間に放棄した.賢明.結果は聞くな.

午後II
2時間で2問中1問を選択して解答します.問1は「無線LANシステム構築」で,問2は「サーバ移設」でした.一応,両方とも解答欄を埋めてきたんですが,問1を選択しています.てか,問2はやや愚痴が書いてある・・・.穴埋めは埋めて,他の指定文字数で解答する欄は適当な愚痴が書いてあります.採点者の方はお楽しみください.問1選択だから,裏面を見ることはないかもしれませんが.じゃあ問1はできたかと言えば,そうでもない.IEEE 802.1Xの認証が出てきているけど,実は良くできてない.無線LAN関連でWEPの脆弱性についても出題されているけど,よくわかってない.

・まとめ
もうネットワークができるなんて言いません.完全に自信を喪失しました.無勉強とはいえ,こんなにできないとは思いませんでした.自分に自信が持てません.死ねばいいのに!

全国320943人の情報処理技術者試験フリークの皆様,勉強は進んでいますでしょうか?こんにちは,NW受験予定の4403です.

ご存じのように,いよいよ明日は毎年恒例の秋期情報処理技術者試験です.これまたご存じのように,テキストを購入したら満足する(安心する?)タイプの私は,今回も例に漏れなく穏やかな心です.今日はそんな穏やかな心の4403が初期レベルのままラスボスに挑む冒険について,説明したいと思います.

いや,そんなストーリーはないんですが,初期レベルのままです.もっと言えば,3年前に受験したときのままといった方がいいでしょうか.安西先生に言わせれば「まるで成長していない」です.しかも,装備として過去問集を買っているのですが,装備をしないというDQ初心者並のバカッぷりです.しかも,自覚している当たりが手に負えない.

さて,そんな初期レベルの私ですが,春期にSC合格しているので,午前Iは免除です.試験地が東大本郷でマイホームから近いので,ワンピースを見てからお出かけします.

まとめ:
たぶん,無勉強で挑みます.SCよりも酷い心構えです.試験なんつーのはよー,己の実力を見せびらかす場なんだよ!勉強してその時だけドーピングなんて男らしくねぇ!オレの死に様を見ろ!(ぇ

CompTIA Security+は、セキュリティ概念について、「知っている」「理解している」だけではなく「How to(どのようにするべきか)」を理解することにより重点が置かれています。従って、新しい出題範囲では「適切な手順を実行する」「異なる認証モデルを展開する」といった表現が見られます。

認定資格の種類と概要-CompTIA Security+改訂について- : CompTIA JAPAN (コンプティア 日本支局)

というわけで,資格マニアに近い4403がCompTIAという新しい資格を知ってしまったようです.情報処理技術者試験の国際版と聞いたんだが,どうも民間資格っぽい気がする.でも,個人的にはCCNAより,こっちの方が興味はある.が,どっちにしても高い.高すぎる.ウン万円の資格って,ボクに引く手数多のキャリア人生を与えてくれるのだろうか?いや,そんなことはない.ということは,所詮は自己満足なのだから,お金をかけるかどうかはブログネタになるかどうかにかかっている.どうかなぁ・・・.CCNAが研究費で出るなら,CompTIAだって出ても良いと思うから,問い合わせてみよう.夏休みが終わったら.

今年の目標2を達成する上で必要だった,全3戦の暑い決戦が本日終了した.目標2を達成するためには,3戦全勝でなくてはならない.その巨大な山場だった本日の試験は想定の斜め下を通り過ぎた模様.確定ではないけど,勝利したのではないかと思われる.自己採点では78%です.点数は別として,ボーダーラインをクリアしてしまえば,目標2は達成可能です.

先日,目標2の結果についてはCSS2009で報告予定としましたが,物理的な時間制約によって絶対不可能であることが判明しました.厳密に言えば,達成した報告自体は可能ですが,証拠書類が手元に何もない状況だと思われます.というわけで,仕方がないので,結局,目標2の結果はこのブログで公表することになると思います.ある日,突然,新規エントリーが一気に5本ほど投入されると思います.

ぼやきですから,スルーしてください.あなたのスルー力が試されています.

持ち込み可の試験ってのは,持ち込んだものが役に立たないから,持ち込み可になっているんだとオレは思っています.過去の経験に照らし合わせれば,持ち込み可の試験で,持ち込んだ道具が役に立ったのは,電デバと昔の情報処理技術者試験くらいだろうか.あ,みんな知らない?昔は情報処理技術者試験って,持ち込み可だったんだよ.わっはっは.

閑話休題.だから,六法(判例・解説付き可)だとしても,これを持ち込んでも役に立たないのではないだろうか?常識的に考えて,問われている問題が,憲法何条の条文に該当するのか,またはどの判例で示されているのかを知らなければ,それを引くことすらできないので,持って行っても,文鎮にしかならないと思うのだが,如何だろうか?そういう意味では,判例六法を選択したのは失敗で,択一六法を選ぶべきだったような気がします.択一六法が六法かどうかは怪しいところがありますが.

そもそも論だけど,工学系が法学に挑むって時点で,無茶がありすぎだよ.どうなってんの,日本!

ちょっと気になったんで,検証してみた.情報処理試験の高度区分は,午後試験で半分ずつ落としていくのは迷信か否か.各種情報は得点分布・評価ランク分布から.

PM 39.0    45.5
DB 45.9    45.3
ES 39.4    60.0
SC 47.3    51.3
AU 40.0    44.9

左から試験区分名(略称),午後I突破率,午後II突破率です.うーん.なんとも言い難い・・・.

本日は全世界的に平成21年度春期情報処理技術者試験高度区分の結果発表の日だったわけです.一応,情報セキュリティの端くれとして,合格しておきました.点数的にはバカ丸だしなので,ガッカリです.というわけで,初となったSC試験を振り返ってみたいと思います.なお,SC試験は年2回行われるようなので,是非とも秋試験に挑まれることを期待します.目指せ合格率100%!(後述)

採点と配点
採点と配点に疑問な点が残ります.まず,午前から,午前の自己採点に依りますと,午前Iが25/30=83%で,午前IIが21/25=84%だったのですが,実際のスコアはそれぞれ85点と84点でした.選択問題なので,自己採点が間違えているということはないはずなのですが・・・.問題なのは午後です.具体的な配点が出ていないので,厳密には分かりませんが,評価してみます.午後Iが86点(1,2選択)で,午後IIが66点(1選択)です.午後Iが思いの外に高得点だったことと,午後IIが思いの外に低得点だった点が気になります.特に,午後IIは34点も失っているというのがにわかに信じがたいです.正確な解答を写して帰っているわけではないので,細かい表現が異なっているとはいえ,解答例から考えても34点も失っているのは理解できません.こうなってくると,想像されるは配点調整です.配点調整があったかどうかを推測してみます.

まず考えるべきは合格率の統計です.得点分布・評価ランク分布を見ながら考えます.まず,SCの受験者総数は16094人で,午前I受験者は14944人なので,午前I免除は1150人と思われます.さて,午前I突破者は11536人(免除除く)なので,突破率は77.2%です.続いて,午前II突破者は11006人で,突破率は88.8%です.これより,午前IIが足切りとしてほとんど機能していないことが分かります.2ch情報に依れば,過去問だけで足切りラインを超えられたらしいので,意味がある試験とは思えません.試験時間が短く,出題数が少ない割に,扱う範囲は広いので,受験者の勉強は結構大変だと思います.当たり前のように解ける人だけを通したいという意思の表れでしょうか?

問題なのは午後です.午後I突破者は5041人で,突破率は47.3%です.続いて,午後IIの突破者は2580人で,突破率は51.3%です.最終的な合格率は16.0%でした.さて,ここで午後の配点は午後Iが各50点,午後IIは100点とだけ書かれていて,細かい配点がサッパリ不明です.となれば,この結果から鑑みて,合格率を想定した得点調整が行われたのではないかと邪推されます.

2chでもチラッと話題に上りましたが,合格率が不自然です.基本情報と応用情報が25%程度,高度区分が15%程度に調整されているのではないかという疑惑が浮上しました.この疑惑は,応用情報と監査の2点から見込まれます.応用情報は旧ソフ開相当なので,過去の推移表を見てみると,15%程度の合格率でした.監査は10%を超えるか超えないか程度の合格率でした.それがそれぞれ,26.1%と13.9%になっています.特に,応用情報の合格率が大幅増となっています.試験制度が変わったので,一概には言えませんが,不自然だと思います.

さて,SCの分析に戻りますが,配点調整疑惑が拭えません.過去の経験上,各試験で50%ずつ落として,12%程度の合格率としていたと思います.その辺はヘタレ系Dが私見を述べています.その点を考えると,今回も午後は50%ずつ落とすという作戦をとったとしても,違和感はありません.実際はどうかと言えば,47%と51%なので,それっぽいです.配点調整があったと思われます.

ここでいう配点調整というのは,複数の問題から選択する形式を取っているので,問題間の難易度を吸収するための配点調整ではなく,合格率を調整するための配点調整です.足切りラインが60点と決まっているので,合格率を決めているとすれば,配点で調整するしかないのです.どうにもそれが行われているような気がしてなりません.

しかしながら,その疑惑があったとしても,実際にはそれを確かめる方法が無く,仮にそれがあったとしても,我々ではどうすることもできないので,この問題は解決しません.唯一我々ができる手段は,受験者全員が合格するべく勉強し,完膚無きまでに素晴らしい解答を連発し,合格率を限りなく100%に近付けてみることです.もしも,それでも合格率が変動しないようでは怪しいです.新制度は足切りがハッキリと60点になりましたので,合格率は毎回大きく変動して然るべきだと思います.今後の推移に期待します.

勉強方法
ハッキリ言えば,あまり勉強してないんですが・・・.本は2冊買いました.典型的な買って満足するタイプです.

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買ったのは翔泳社の情報セキュリティスペシャリストと電機大の精選予想500題です.翔泳社は1/4くらいと過去問,電機大は80問程度しかやっていませんが,悪くないテキストだと思います.ご購入は上記アフィリエイトからどうぞ.ただ,電機大の精選予想500題は解答が間違っていたり,解説の間違いが何問かありました.正誤表を作るためにメモを取ったはずなんですが,見当たりません.記憶が確かなら,出版社に誤植報告をしたと思うので,運が良ければ直っているかもしれません.注意して読むべし.

次に午前対策ですが,試験要項を見てください.午前の出題分野と技術レベルが載っています.SCの場合,脅威なのはDBのレベル3とサービスマネージメントのレベル3ではないでしょうか?ただ,春期試験を見る限り,レベル3は大したことがありません.恐れるに足りませんでした.もっと言えば,DBレベル3を恐れて,SQLをかなり重点的にやった(苦手だからね)のですが,1問しかでなかった上に,簡単でした.これがレベル3!?ってところです.なんなら捨てても良いんじゃないでしょうか?かといって,今後も同じ傾向とは限りませんが.試験要項に書かれている以上,そのレベルの出題をされてもなんら文句は言えません.どっちにしても,過去問対策をしっかりやっておけば,足切りラインには載ると思います.費やした時間は嘘をつかない.

午後対策は難解です.ハッキリ言えば,どんな問題が出ても対応できるレベルじゃないと受かるのは難しいと言えます.ただ,午後Iは4問中2問選択に緩和されているので,不得意な問題を回避できる可能性が増えています.しかしながら,業務経験のない人には実運用系の問題はかなり厳しいです.午後Iは試験時間90分なので,1問30分で解けば3問解けますので,出来が良いものを2つ選ぶ戦略がいいんじゃないかと思います.午後IIも2問とも解く余裕はあると思いますので,両方解いて,良い方を選べば良いんじゃないでしょうか.ま.早く帰りたい(逃げ出したい)気持ちもあるでしょうから,午後IIを両方解くのは難しいと思います.ちなみに,試験前はセキュアプログラミングを大変恐れていましたが,これも脅えるほどではありませんでした.Perlの用例・解説が付録として付いていますので,その辺は覚えなくても大丈夫です.CASLもそうだけど,あの付録って,試験中に見ている人っているのかな?

まとめ:
今回に関して言えば,出題がそれほど難しくなかったのに,合格率16%なので,かなり厳しく採点されている印象があります.年に2回のお祭りですし,注目度の高い資格だと思うので,お友だちをお誘い合わせの上,受験されると良いと思います.

関連:
[結果]平成21年度春期情報セキュリティスペシャリスト試験 - 4403 is written
[直前情報]平成21年度春期情報処理技術者試験 - 4403 is written
平成21年度春期情報セキュリティスペシャリスト試験 - 4403 is written
[解答速報]平成21年度春期SC試験 - 4403 is written
[解答速報]平成21年度春期SC試験~午後編 - 4403 is written

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微妙な結果に・・・.午後2はPKIだったのに・・・.厳しい><.

200906301219追記:
503なので,得点分布を転載しときますね.

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200906301224追記:
合格者は2580人で,合格率は16.0%だそうです.予想外に渋い結果に・・・.

200906301243追記:
応用情報の合格率が前回18.8%から,26.1%に急上昇.ついに応用情報まで.

関連:
[直前情報]平成21年度春期情報処理技術者試験 - 4403 is written
平成21年度春期情報セキュリティスペシャリスト試験 - 4403 is written
[解答速報]平成21年度春期SC試験 - 4403 is written
[解答速報]平成21年度春期SC試験~午後編 - 4403 is written

200907030106追記:
合格証書が届いたよ!

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IPAから公式解答例が出たので,確認してみた.配点は各50点とか書いてあって,細かい配点が分からないので,合否判定は難しそう.

午後I
1,2,4を解答しているので,解答済みのすべてを確認してみた.出来の良さは4>2>1である.1,2で提出してあるはずなので,うーんな結果.まず問1は微妙に間違っている.設問1(4)と設問2(1)と設問3(1)が解答例と異なっている.中でも設問2は解釈を誤っているので,0点っぽい.他2つは大筋ではあっているが,細かい部分で正確な表現をしていないので,配点は低くなりそう.問2は設問2(2)がまずそう.正確に解答を写して帰ってきたわけではないのだが,書かれている断片から推測するに,たぶん外してる.ダメじゃん.そして,解いたけど選択しなかった問4はほぼ満点.ダメだこりゃ.ちなみに,問3は簡単だと予測していたが,解答例を見る限り渋そう.簡単すぎて得点調整かな?

午後II
問1を選択.設問1(f)は完全に間違えてる.恥ずかしい><.設問3が微妙なところ.オレ解答は間違っていないと思うが,解答例で言うところの「パスワードを堅牢に」という内容を2つに分けて書いたような内容なので,半分しか点が入らないかもしれない.設問5(3)については,オレの解答は間違っていないと信じているが,解答例の方がより適切な解答だよなぁと思う.いや,そもそも前提をはっきりとさせないからいけないんだ!リスクはオレの解答の方がでかいはずだ!(と反論)

まとめ:
びみょー.

関連:
情報処理推進機構:情報処理技術者試験:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2009、平成21年)
[解答速報]平成21年度春期SC試験 - 4403 is written

今回新設したITパスポート試験は、10代から80代に至るまで、幅広い年齢層からの応募がありました。若年層の応募割合が高く、23歳以下の応募者が約4割を占めており、最も応募者が多かった年齢は17歳(4,091名)でした。一方で、社会人の応募者が7割以上を占め、応募者の平均年齢は29.2歳と、基本情報技術者試験の26.4歳、初級システムアドミニストレータ試験の28.0歳に比べ高くなっています。社会人としての経験が豊富な層の応募が多かったことから、合格率が高い水準になったと考えられます。また、最年少合格者は13歳、最年長合格者は82歳、満点(1,000点)獲得者は2名となっています。

情報処理推進機構:情報処理技術者試験:新着:記事

13歳でITパスポート保持者とか,将来が眩しすぎますね.満点が2名しかいない点は大変に気になりますが・・・.それはそれとして,パスポートがちょーかっこいいんですが.

ITパスポート

いいなぁ.これ欲しいなぁ・・・.上位区分の味気ない賞状よりも,こっちの方がいいなぁ・・・.秋に受けちゃう!?

午前I
25/30=83%

午前II
21/25=84%

午後I
未発表

午後II
未発表

まとめ:
勝利したかも?

関連:
情報処理推進機構:情報処理技術者試験:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2009、平成21年)

200904212108追記:
iTECが午後の解答例を出しているんだが,素人が作っているんだろうか?これ,社内チェックを経ているんだとしたら,大恥ものですね.iTACも解答例速報をだしていますが,戦力が足りなさすぎです.

結局のところ,IPA公式が出るまでは,2chの情報が集合知的に概ねいい感じです.ただし,午後II問1はMD5でも128でもないから.多数決を取るとそうなっちゃうけど,絶対違うから.RSA-1024に,SHA-1だから.

平成21年度春期の高度試験の1つである情報セキュリティスペシャリスト(SC)試験を受けてきた.ほぼ無勉強だったことを予め言い訳させて下さい.専門家たるもの,勉強して受かるようじゃダメだと思っている.

午前I
高度試験共通の共通知識問題.全30問を50分で解きます.計算問題があるので,30分くらいかかります.まず,言い訳をさせてください.久しぶりの情報処理技術者試験だったので,忘れていましたが,午前対策の基本は過去問です.全く忘れていました.予想問題集500とかやってる場合じゃないね.そして,ハッキリ言わせてもらうと,9ページ目以降がボクを苦しめる.自分の感覚ではボーダーすれすれです.どっちの意味ですれすれかは言えない.

午前II
専門知識で全25問を40分で解きます.時間的にきつそうに思えますが,計算問題がないので,余裕綽々です.2ch情報によれば,過去問がかなり出ていたようです.過去問をやってないオレ涙目.個人的な感想としてはDBの出題が手緩かったのが良かったです.しかしながら,相変わらずボーダーすれすれです.ダメだこりゃ.

午後I
90分で4問中2問を選択して解答します.問1は「パケットログ解析」で,問2は「ソフトウェア脆弱性への対応」で,問3は「アプリケーション開発時の脆弱性対策」で,問4は「情報システムの特権管理」でした.オレは問1,2,4を解答して,出来が良かったと思われる1,2を選択してきました.だいたい1問30分です.ただ,終了直前に確認した限り,問3が簡単すぎです.CGIだったから,Perlのセキュアプログラミングだと思って回避したんですが・・・.全く関係なかった件について.そして,付録として,Perlの用例・解説が載っています.安心です.個人的な感覚では,問1,3を選択した人が勝ち組だと思います.

午後II
2時間で2問中1問を選択して解答します.問1は「公開鍵基盤の構築」で,問2は「情報セキュリティ管理」でした.もちろん,問1を選択.問2なんて,見てもいない.問1はPKIと暗号アルゴリズムの危殆化で,大変ホットな話題を扱っていました.危殆化の問題を知らないと設問1が大打撃を受ける仕組みになっていて,最早ホイホイ状態.退出可能時間になって,すぐに脱出しました.廊下の試験官(男女)がラブラブしててワロタw.気を抜きすぎだろJK.

・まとめ
午前試験対策は過去問をやるべき.忘れていた.結果の自信度は相変わらず,午後II>午後I>午前II>午前Iです.さぁ,午前の足切りを突破することができるだろうか.自分ができていないくせにこんなことを言うのもなんですが,全体的な印象を述べますと,簡単すぎです.新試験初年度は簡単の法則でしょうか?

ちなみに,早速iTACから解答速報が出ています.これを信じるなら,午前I,II共に8問しか間違ってないので,いけるはずです.個人的にはiTACの速報は誤解答が多いので,あんまり信じていない.

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